ビアビ・ソリューションズ

 ビアビ・ソリューションズは、もともとJDSユニフェイズという会社でした。2015年に分社化され、オプティカル・イノベーション、コミュニケーション・ネットワーク、ならびにサービス・エレメント、商業レーザー、偽造防止ソリューションのビジネスが独立してできました。

 同社の売上高の61.1%を占めるネットワーク・イネーブルメント部門はネットワークを新設する際のテスターをつくっています。ラボでのテストのみならず、ネットワークを敷設している現場におけるテストなどにも対応しています。

 同社は最近、コブハムというラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN to Core)のテスト装置の企業を買収し、5Gの商機に向けて製品ポートフォリオを充実させました。
同部門の顧客はAT&T、ベライゾン、コムキャスト、センチュリーリンクなどになります。

 次に同社の売上高の14.1%を占めるサービス・イネーブルメント部門は実際に顧客がネットワークを使った際にそれが円滑に作動しているかどうかを計測、分析するシステム、ならびにソフトウエアを提供しています。競合他社にはネットスカウト、リバーベッドがあります。

 次に同社の売上高の24.8%を占めるオプティカル・セキュリティー&パフォーマンス・プロダクト部門では紙幣の偽造防止などの際に使われる特殊なコーティングなどをつくっています。同社の顧客は3M、フリアー・システムズ、ロッキード・マーチンなどになります。

図3が同社の1株当たりの業績です。

図3:ビアビ・ソリューションズの1株当たり業績(6月末締め、年次報告書)

DPS:1株当たり配当
EPS:1株当たり利益
CFPS:1株当たり営業キャッシュフロー
SPS:1株当たり売上高