キーサイト・テクノロジーズ

 キーサイト・テクノロジーズはカリフォルニア州サンタローザに本社があります。

 キーサイトの前身はヒューレット・パッカードの計測機器部門です。その後、同部門はアジレントという名前でヒューレット・パッカードからスピンオフされ、さらにアジレントが医療関連機器と計測機器部門に分社化した結果、現在のキーサイト・テクノロジーズとなりました。

 同社の2018年の売上高は32億ドル、通信向けは32%を占め最大です。その他、防衛21%、電子産業26%、サービス13%などとなっています。そして売上の44%は、日本を含むアジア太平洋地域から上がっており、米州は38%、欧州は18%です。

 今後の見通しとしては、売上高は5%前後、EPSは10%前後の成長率で年々伸びてゆくと思われます。

 5Gでは、物理レイヤーのネットワーク・テストに加えモバイル・チップセット、スマート・センサー、ベース・ステーション、データセンター、クラウドなどのソリューションを提供しています。おそらく5G向けテスターでは同社の製品が最も先行していると思います。

 同社の1株当たりの業績は図2のチャートのようになっています。

図2:キーサイト・テクノロジーズの1株当たり業績(10月末締め、年次報告書)

DPS:1株当たり配当
EPS:1株当たり利益
CFPS:1株当たり営業キャッシュフロー
SPS:1株当たり売上高