これらを手掛かりに上昇し、昨年11月以来の高値を付けたこともあり、高値警戒から売りが出やすくなっている。ただし、需給ファンダメンタルズは強気の見方が多く、利食い売りのこなしながら玉が回転し、上値を伸ばす可能性を残す。経済失速が懸念されているエネルギー消費大国の米中ともに、製造業関連指標が好転、米国では労働環境の改善も示唆されている。米中通商協議においても進展期待が高まりつつあり、景況感からも買いが促されやすい地合いにあると判断する。63ドルを上抜いたことで、改めて踏み(売り方の損失確定の買戻し)を巻き込み、上げ足を速める可能性が高い。

今週の予想

  • WTI    やや強め 61.00-66.00ドル
  • BRENT    やや強め 68.00-73.00ドル