(今週の指標)日経平均株価

 今週は引き続き、世界的な景気の不透明感が強まる中で、上値の重さが意識され、テクニカル的にも厳しい展開となってきています。チャートで見ても2万1,000~2万2,000円のレンジの中で、2万1,000~2万1,500円の下限での値動き。

 先週は3月11日の2万938円を下回る2万911円まで下げての反発となり、底打ちの形とはなっていません。5日移動平均線、25日移動平均線は下降に転じ、75日移動平均線の日足の下値をサポートできるかどうかのところにきており、短中期的な下降トレンド入りが懸念されます。そのため、経済指標や米中通商協議など強弱感が対立する中で、もみ合う展開となりそうです。足元の景気減速が鮮明になれば2万1,000円を割り込む場面もありそうです。