いずれにしても、前週に出現して警戒していた、平均足の陰転とMACDのクロスによるトレンド転換のサインを打ち消すことができたのは前向きに捉えて良いと思われます(下の図2)。
■(図2)日経平均の平均足とMACDの動き(2019年3月15日取引終了時点)
26週・100週移動平均線が上値抵抗となる
その一方で、上値の重たさも否めません。直近高値である4日の2万1,860円をトライするような動きが見られなかったほか、週足チャートでも、前週見せた「二本下抜け」の移動平均線(26週・100週)が上値の抵抗となっています。MACDの「0円ライン」超えもまだです。
したがって、今週も過度に弱気になる必要はなく、戻りをうかがう地合いは続きそうですが、買い上がる強さを支えるだけの盤石な土台が固まっていないと考えることもできますので、思わぬ調整の到来には一応警戒しておいた方がよさそうです。