(指標)日経平均

 今週は、先週に引き続き、ドルが堅調ならば日経平均は次の上値のターゲットである昨年10月2日の2万4,448円の高値から12月26日の1万8,948円までの下げ幅の半値戻しである2万1,698円であり、その上は12月13日の高値2万1,871円、さらには2万2,000円の心理的フシとなります。8日(金)には、メジャーSQを控えており、外国人投資家が買い始めており、先物主導で大きく買われる可能性もあります。

 

(指標)NYダウ

 今週は、米朝首脳会談の合意が成立せず、インド、パキスタンの地政学的リスク、ライトハイザー米通商代表が示した米中交渉への慎重姿勢などの不安材料と、一方で10~12月期GDPの堅調な内容や2月シカゴPMIの大幅な上ブレで米景気後退への懸念は和らぎつつあり、強弱の材料で高値圏のもみ合いとなりそうです。NYダウはすでに昨年の10月3日の2万6,951ドルの高値から12月26日の2万1,712ドルまでの急落後の戻りが約85%に達しており、順下げの三尊天井のピークに近づいているので、ここからの上値は重くなり一服するところでもあります。

 

(指標)ドル/円

 今週は、FRBが追加の利上げ停止観測で、政策金利をしばらく据え置く公算であることから、先週末、長期金利の反発や米中貿易交渉への期待からリスク選考的なドル買いがさらに強まる可能性は低く、もみ合いとなりそうです。1ドル=111~113円の中でのもみ合いを想定。