5232 住友大阪セメント 東証1部

 8月8日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は-0.1%の215億円、経常利益は+1.6%の230億円とほぼ変わらずの見通し。

 2012年11月13日の251円を安値にアベノミクス相場がスタートし、同年12月27日に327円まで上昇後、いったん2013年4月5日に246円まで押し目を入れたあと、上昇トレンド(A)となりました。

 この流れのなかで2015年8月17日の524円の高値をつけたあと、ゆるやかな下降トレンド(B)へ移行していましたが、2016年7月27日の504円を高値に大幅下落。下降トレンド(B)の下値サポートラインを切って11月9日に367円まで下落しました。

 しかし、ここを安値に反発となって下降トレンド(B)を上放れする上昇となり、今年の6月26日には559円をつけ、2015年8月17日につけた524円を高値更新しました。
 ここから反落となっていますが、押し目買い有利の形です。

 

3341 日本調剤 東証1部

 7月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+18.6%の101.05億円、経常利益は+22.9%の98.04億円に回復の見通し。

 2015年9月28日より株式分割を行い、2分の1比率となりました。それ以降のチャートを見ると、11月2日の5,700円を高値とし、2016年2月12日の3,245円を安値とする大きな三角保ち合い(A)のなかの動きとなっています。

 そして煮詰まりつつあるなか、今年4月14日に3,495円の安値から、5月11日の4,295円にまで上昇。ここからの反落で7月5日に3,510円まで下げ、7月31日は3,680円で買い転換となって、8月4日には3,960円まで上昇。ここから日経平均につれ安して、押し目形成となっています。  

 

6955 FDK 東証2部

 7月26日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は-3.3億円の赤字転落から、14億円の黒字転換に。経常利益も6.97億円の赤字転落から7億円への黒字転換の見通し。

 2014年5月21日の107円を安値に大幅上昇となり、7月9日に260円まで上昇しました。

 ここをピークに買われ過ぎからの下落となり、業績も下方修正となったことで下降トレンド(A)へ転換。このなかで2016年6月24日の74円、7月8日の73円とダブル底を形成しました。ここから下降トレンド(A)を上に抜いて、7月25日に158円までの長い上ヒゲを出して再下落となり、11月9日の85円まで下げて、その後は上昇トレンド(B)へ移行しています。

 このなかで今年の3月1日に174円まで上昇後、4月17日に104円まで押し目を入れ、そこから7月27日の164円まで戻して、再び押し目形成となっています。

 

1332 日本水産 東証1部

 8月4日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+6.0%の240億円、経常利益+4.5%の260億円の2期連続の増収・増益の見通しで、5月15日の発表時点と変わりませんでした。

 2012年11月14日の139円を安値に、アベノミクス相場にサポートされた上昇トレンド(A)のなかにあります。この上昇トレンド(A)のなかで、2015年10月2日の346円を安値に業績の上方修正を受けて急騰し、2016年1月4日に709円まで上昇しました。

 その後は346円を安値の基点とし、709円を上値の基点とする三角保ち合い(B)を形成。このなかで、今年の4月19日の510円を安値に上放れし、6月15日に700円まで上昇。ここを高値に押し目を形成しているところです。

 

6205 OKK 東証1部

 7月31日発表の2018年3月期本決算予想は、5月19日発表時点で2017年3月期比で営業利益-2.51億円の赤字転落から12億円の黒字転換に。経常利益も-4.43億円の赤字から10億円の黒字転換の見通しと、7月31日時点でも予想は変わらず。

 2012年10月2日の84円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2013年4月16日の216円まで急角度の上昇トレンド(A)となりました。ここをピークに買われ過ぎからの下落となり、下降トレンド(B)へ転換。このなかで9月2日に129円まで下げたあと、127~166円のボックス相場(C)へ移行しました。

 このボックス相場のなかで、2014年10月17日の139円を安値にボックスを上放れし、2015年6月15日に202円の戻り高値をつけました。ここをピークにその後下方修正もあり、下降トレンド(D)へ転換。このなかで2016年8月18日の94円で底打ちとなり、下降トレンド(D)を上にぬけて上昇トレンド(E)へ移行しています。

 この上昇トレンド(E)の中で4月6日に105円の安値をつけて、5月22日に128円で買い転換となり、7月25日に153円まで上昇後、押し目を形成しています。