十七郎: 先ほどはエネルギー資源の事例でしたが、鉄鋼・非鉄も同じく市況品を扱う企業で構成されるセクターで価格の変動が大きくなります。

イーナ: そうなんですね!

十七郎: その変動の大きさから割安に評価されやすいのもそれらのセクターの特徴です。

イーナ: 割安かー。他にはどんな特徴があるんですか?

十七郎: 鉄鋼・非鉄セクターの特徴として、鋼材や非鉄金属の需要と供給はともに中国が世界の約半分を占めているため、中国経済の動向が大きな影響を与えることが挙げられます。また特に鉄鋼では投機や政策期待など実際の需要を伴わない取引が行われて市況が大きく変動することがあります。

イーナ: 中国経済と投機の動きに注意ってことですね。

十七郎: あとはエネルギー資源セクターに属する石油精製会社についてですが、法律で原油や石油製品の一定の備蓄が義務付けられており、多くの在庫を抱えています。そのため原油価格が大きく変動した時に仕入価格と在庫払出価格に差が生じて利益を大きく変動させます。石油精製各社はこの影響を除いた実質的な利益を経営の指標としていますが、それでも見た目の利益が原油価格に大きく左右される点は注意すべきポイントと言えます。

イーナ: 本当に市況品の値動きに影響されやすいんですね。ディフェンシブだった食品セクターと全然違いますね!

十七郎: はい。興味わきましたか?

イーナ: ちょっと怖いけど興味はあります!海外の経済とか気にしたことなかったけどこれからは気にしてみます。

十七郎: それはよかったです。ちなみに従前より紹介している「TOPIX-17 ETFシリーズ」にこの2つのセクターに連動するETFがあります。

イーナ: 本当ですか!注目してみます♪今日は本当に助かりました、ありがとうございました!

十七郎: では私は仕事に戻りますね、安全なドライブをお楽しみください。

 

 業種の第2回目は、「エネルギー資源」「鉄鋼・非鉄」でした。それにしてもすごいタイミングで十七郎がやってきましたね!

 次回はどんな業種で展開されるのでしょうか?
 お楽しみに!

 

※指数のディスクレーマーについては下記をご参照ください。
TOPIX-17シリーズに係る知的財産権は、株式会社東京証券取引所に帰属します。

※この記事は2017年10月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。

(提供元:大和投資信託)

 

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