(提供元:大和投資信託)

 

 ブロロロロ…、ブロロ…、ブロロ…

イーナ: なんかエンジンの調子が悪いなぁ…あっ大変!ガソリンがなくなっちゃう!

 レンタカーでドライブ中のイーナちゃん、どうやらガソリンメーターを気にせず運転していたようです。車を仕方なく路肩に止めました。

イーナ: はぁ、どうしよう…。この辺ガソリンスタンドないしなぁ…。

 と、そこへ…
 ブウォーーーーーーン、キキィーー!

十七郎: これはこれは、お久しぶりですイーナさん。

イーナ: うわ!十七郎さん!なんでこんなところに?!まぁそれはいいとして助けてくださいっ!!実はガソリンが…

十七郎: 今日は偶然ロードサービス会社のコンサルタントの仕事が入っていまして、ちょうど同行していたんですよ。では給油できるか聞いてみましょう。

イーナ: 本当ですか?!何か偶然過ぎて怖いくらいですが助かりました!

 

 そして、給油を終え…

十七郎: 運転中はガソリンに注意してくださいね。

イーナ: はい、すみません基本中の基本ですよね…、

十七郎: さて、ガソリンといえば、資源。業種のお話よろしいでしょうか?

イーナ: え?!ここで?

十七郎: もちろんです。前回は「食品」でしたが今回はもう少し値動きが大きいセクター「エネルギー資源」「鉄鋼・非鉄」を紹介します。

イーナ: …はい、わかりました!(何だかすごい流れだけど…、教えてもらえてラッキー♪)

十七郎: いきなりですが、イーナさんはエネルギー資源と聞いてどんなイメージを持ちますか?

イーナ: えっと、資源は商社がよく投資しているイメージがあります。

十七郎: そうですね、最近は脱資源を図る動きも出ていますが、資源価格が高騰していた時期においては資源投資で巨額の利益を稼いでいました。エネルギー資源の価格は大きく上下する傾向があり、投資タイミングによっては大きなリターンが期待できます。

イーナ: リスクが高いんですね。でもその価格ってどうやって決まるんですか?

十七郎: それは市場の需給によって決まります。世界の取引所で日々取引され、需要と供給に応じて価格が変動する商品(市況品)を扱う企業の株価はその価格変動に連動する傾向があります。エネルギー資源セクターはそれら市況品を取り扱う企業で構成されています。

 

イーナ: ふむふむ。

十七郎: 先ほどはエネルギー資源の事例でしたが、鉄鋼・非鉄も同じく市況品を扱う企業で構成されるセクターで価格の変動が大きくなります。

イーナ: そうなんですね!

十七郎: その変動の大きさから割安に評価されやすいのもそれらのセクターの特徴です。

イーナ: 割安かー。他にはどんな特徴があるんですか?

十七郎: 鉄鋼・非鉄セクターの特徴として、鋼材や非鉄金属の需要と供給はともに中国が世界の約半分を占めているため、中国経済の動向が大きな影響を与えることが挙げられます。また特に鉄鋼では投機や政策期待など実際の需要を伴わない取引が行われて市況が大きく変動することがあります。

イーナ: 中国経済と投機の動きに注意ってことですね。

十七郎: あとはエネルギー資源セクターに属する石油精製会社についてですが、法律で原油や石油製品の一定の備蓄が義務付けられており、多くの在庫を抱えています。そのため原油価格が大きく変動した時に仕入価格と在庫払出価格に差が生じて利益を大きく変動させます。石油精製各社はこの影響を除いた実質的な利益を経営の指標としていますが、それでも見た目の利益が原油価格に大きく左右される点は注意すべきポイントと言えます。

イーナ: 本当に市況品の値動きに影響されやすいんですね。ディフェンシブだった食品セクターと全然違いますね!

十七郎: はい。興味わきましたか?

イーナ: ちょっと怖いけど興味はあります!海外の経済とか気にしたことなかったけどこれからは気にしてみます。

十七郎: それはよかったです。ちなみに従前より紹介している「TOPIX-17 ETFシリーズ」にこの2つのセクターに連動するETFがあります。

イーナ: 本当ですか!注目してみます♪今日は本当に助かりました、ありがとうございました!

十七郎: では私は仕事に戻りますね、安全なドライブをお楽しみください。

 

 業種の第2回目は、「エネルギー資源」「鉄鋼・非鉄」でした。それにしてもすごいタイミングで十七郎がやってきましたね!

 次回はどんな業種で展開されるのでしょうか?
 お楽しみに!

 

※指数のディスクレーマーについては下記をご参照ください。
TOPIX-17シリーズに係る知的財産権は、株式会社東京証券取引所に帰属します。

※この記事は2017年10月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。

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