値上がり率ランキング(5銘柄)

1 ロコンド(3558・東証マザーズ)

 ほぼ右肩上がりに上昇し、9月に年初来高値を更新しました。月初3日正午に、8月のEC受注高を発表。キャンセル・返品前の速報値で前年同期比60%増という伸び率を示したことで、売上のモメンタムの強さが好感されました。
 なお、12日に英大手運用会社ベイリー・ギフォードが5%ルールで買い増ししたことを報告(前回11.11%→今回12.37%)。機関投資家といっても、海外ファンド。外国人買いで上がり始めた中小型株として覚えておきたいところです。

2 プロレド・パートナーズ(7034・東証マザーズ)

 今年7月に上場したばかりの直近IPO銘柄。コンサルティングファームですが、完全に成果報酬型を採用している珍しい企業です。
動きを止めていた株価が急騰したきっかけは、13日に発表した第3四半期の決算発表。営業利益は6.6億円で、IPO時に開示していた通期計画の5.6億円を大きく超過しています。IPO直後に失望決算を発表する企業が増えてきたなか、非常に素晴らしい決算内容。さすが完全成果報酬型のコンサルティングファーム、結果を出しますね。

3 UUUM(3990・東証マザーズ)

 7月、8月と続いた上昇基調が9月も加速。上場来高値をグイグイ切り上げた1カ月でした。14日に、株式分割(3分割)と、Instagramに特化したインフルエンサーマーケティングプラットフォームを提供する「レモネード」の完全子会社化を発表。買収したレモネードの寄与を理由に、長期的な業績見通しを引き上げるアナリストもいました。

4 弁護士ドットコム(6027・東証マザーズ)

契約締結の作業をウェブ上で完結させる「クラウドサイン」の導入企業が拡大中。株価上昇が続くなかで、信用買い残が逆行して減少しています。これが意味するのは、買っているのが個人投資家ではないということ。
実際、20日に英大手運用会社のベイリー・ギフォードが5%ルールで買い増しを報告(前回5.16%→今回6.36%)。機関投資家がビジネスモデルを高く評価している銘柄といえそうです。

5 大村紙業(3953・ジャスダック)

 任天堂の「ニンテンドーラボ」に段ボールを供給するのでは?という思惑で一度人気化した段ボールメーカーの小型株。忘れた頃に再動意したきっかけも思惑でした。民放の人気経済情報番組で、“儲かる!箱ビジネス”が特集されるとの番組告知で火が付きました。