9月の売買代金ランキング(人気株)

 日米とも株式市場がリスクオンのムードを維持。こうした局面ではリスク許容度も上がるため、典型的なリスク資産の日本の新興株にも追い風ではあります。ただ、振り返ると日経平均も大きく上がりましたが、上がる過程では「なぜ上がっているのか?」がイマイチ理解できなかった印象があります。それなのに、上昇のスピードが速い・・・多くの個人投資家が買いでの参加を控えてしまう9月相場だったと思います。

 実際、9月のマザーズ市場の月間売買代金は1兆7,739億円と、8月(2兆868億円)に比べて減少しました。前月に続いて、ALBERTが売買代金ではトップ。フィンテックの急浮上もありましたが、いずれも市場全体に波及するほど時価総額の大きな銘柄でもなく・・・。

 前月21%下げたメルカリが月後半巻き返して何とかプラスに持ち込んだのは朗報ですが、多数の個人投資家の信用評価損益率を高めるような銘柄が出てきません。物色難という悩みはなかなか解決しませんね。

市場 コード 銘柄名 9月末
終値
(円)
時価総額
(億円)
売買代金
25日
移動平均
(億円)
前月末
終値比
(率)
東証マザーズ 3906 ALBERT 10,700 301 60.6 1.61
東証マザーズ 8789 フィンテック 195 363 57.8 46.61
東証マザーズ 4565 そーせい 1,371 1046 55.7 -19.44
東証マザーズ 6033 エクストリーム 8,240 222 46.0 -28.22
東証マザーズ 4385 メルカリ 3,755 5295 44.0 1.48
ジャスダック 3356 テリロジー 1,613 253 44.0 41.36
東証マザーズ 3664 モブキャストH 593 103 37.3 -16.00
ジャスダック 8909 シノケンG 1,204 438 31.3 -31.00
東証マザーズ 4592 サンバイオ 3,945 1961 30.9 -4.24
ジャスダック 3776 ブロバンタワ 339 177 23.9 15.69
ジャスダック 6324 ハーモニック 4,185 4031 23.1 -7.10
東証マザーズ 3491 GA TECH 3,450 293 22.3 -36.81
東証マザーズ 3990 UUUM 4,090 746 22.1 44.01
東証マザーズ 4563 アンジェス 566 514 20.7 9.05
東証マザーズ 4390 IPS 10,900 264 20.6 35.40
東証マザーズ 5704 JMC 4,835 126 20.3 12.31
東証マザーズ 7034 プロレド 14,150 362 15.9 44.97
ジャスダック 6425 ユニバーサル 3,465 2779 15.9 -6.47
ジャスダック 2146 UT GROUP 4,055 1637 15.2 8.42
ジャスダック 6787 メイコー 3,130 839 15.1 1.13