4902 コニカミノルタ 東証1部

5月28日発表の2018年3月期予想は、2017年3月期比で、営業利益-8.2%の460億円の見通し。チャートはすでにこれを織り込んで上値を試す形となっています。
2012年11月13日につけた504円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇を継続。2015年5月21日には1,652円の高値をつけました。
ここをピークに下降トレンド(A)へ転換し、この中で2016年6月28日につけた698円で底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ移行しました。
この上昇トレンドの中で、今年1月30日に1,226円の戻り高値をつけて、短期の下降トレンド(C)に。一時、上昇トレンド(B)を切り、5月31日には868円まで下げましたが、もみあったあと7月28日に1,005円まで上昇後、反落となっています。5月31日の868円に対する二番底を試す可能性もあります。

 

9716 乃村工藝社 東証1部

7月6日発表の2018年2月期本決算予想は、営業利益+6.5%の81億円、経常利益は+5.6%の82.5億円の長期連続の増収・増益の見通し。
2014年5月20日につけた665円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、2015年12月7日には1,932円まで上昇。ここを当面のピークにして下落となり、上昇トレンド(A)を切って2016年2月12日には1,246円まで下げました。
ここから反発し、4月22日の1,950円、2015年12月7日の1,932円と高値を更新したものの、再び下落し、8月22日には1,327円まで下げました。ここでもみあったあと9月7日の1,462円で買転換となって反発し、上昇トレンド(B)へ移行しています。
この中で2017年4月14日の1,803円を安値に、上値抵抗ラインである2,000円手前を突破し、6月26日に2,648円まで上昇。ここからいったん下落し、7月14日には2,209円まで下げたところで、上昇トレンドライン(B)にサポートされて反発となっています。

 

4689  ヤフー 東証1部

2018年3月期の決算予想データ発表なし。
2012年11月13日につけた265円(分割前2万6,550円)を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2014年1月10日に668円、2月25日の663円と2点天井となって、3月14日の583円で売り転換シグナルをつくり、上昇トレンド(A)を切った後、10月30日に384円で底打ちとなりました。
このあとは、2015年8月7日に577円まで上昇するものの、上昇トレンドライン(A)が上値抵抗となって下落。388~561円のボックス相場(B)入りとなりました。
この中で2016年11月9日には385円まで下げて、2014年10月30日の384円に対するダブル底の形となったあと、今年2月13日には554円まで上昇。ボックスの上限に接近したところで反落となって、6月19日の459円まで下げ、ここからの反発で7月20日に501円で買い転換となっています。

 

5202 日本板硝子 東証1部

5月12日発表時点の2017年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+54.2%の298.62億円、経常利益は147.51億円の黒字転換で着地。
2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+20.6%の360億円、経常利益+15.2%の170億円と増収・増益の見通し。
2012年8月7日の530円を安値に、同年11月1日に710円で買い転換となり、そのあとはアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。
この中で2014年1月10日に1,570円でピークとなり、高値圏でのもみあいのあと上昇トレンド(A)を切って10月17日に940円まで下落。ここから反発となりましたが、2015年6月4日に1,470円で二番天井となってからはさらに大きく下落し、2016年2月12日には640円の安値をつけました。
そのあと、4月25日の960円まで自律反発後、再下落となって7月6日に600円で底打ちとなったあと、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しています。
この上昇トレンド(B)の中で、2017年7月18日に997円の高値をつけて2016年4月25日に戻り高値960円を上回ったことで、さらなる上昇が期待できます。

 

3744 サイオステクノロジー 東証2部

4月28日発表の2017年12月期本決算は、前年同期比で営業利益+5.5%の5.0億円、経常利益+23.4%の4.8億円の増収・増益の見通し。通信:オープンシステム基盤、アプリケーション。
2016年1月20日の444円を安値に、もみあったあと急騰となって3月17日には1590円の高値をつけました。
そのあと、高値圏でもみあいを経て急落となり、同年6月15日の505円まで下落し、大きな三角保ち合い(A)を形成しています。
この中で505円を安値とする小さな三角保ち合い(B)から上放れとなって、今年2月2日に1,208円まで上昇。ここからの反落で4月13日の714円まで下げて、6月14日に935円まで反発して再下落となっています。
割高ですがAI(人工知能)関連銘柄として物色されており、三角保ち合いの下限に接近すれば、買って反発を待つことになります。