6473 ジェイテクト 東証1部

 4月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+6.9%の870億円、経常利益+4.2%の860億円の2期連続の増収・増益の見通し。業種:機械(機械器具部品、工作機械)。

 2012年11月14日の552円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、上昇トレンドを形成。この中で2015年6月25日の2,480円でピークをつけました。その後、押し目を入れて、2016年12月1日の2,320円で2番天井となり、下降トレンド(A)へ転換。

 この下降トレンド(A)の中で2016年7月7日の1,031円で底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ移行。この中で12月21日の2,000円、2017年の3月2日の1,996円とダブル天井のような形となって短期の下降トレンド(C)をつくりました。

 この中で8月29日の1,417円を安値に反発。11月9日に高値更新し、今年1月23日の2,088円と2番天井をつけて下落しました。3月26日の1,469円、7月4日の1,450円と2点底をつけて、7月10日の1,564円で買い転換となっています。短期のリバウンド狙いとなります。

 

3825 リミックスポイント 東証1部

 5月15日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+200.1%の102.38億円、経常利益+204.8%の102.35億円の3期連続の増収・増益の見通し。業種:通信(エネルギー関連、自動車関連、金融関連)。

 2016~2017年前半にかけて130~335円のボックス相場(A)でしたが、2017年4月21日の197円を安値に急騰し、6月19日の1,820円の高値をつけました。

 ここをピークに下降トレンド(B)へ転換。この中で今年2月6日の598円で底打ちし、下降トレンド(B)を突破して2月26日の1,153円まで上昇。ここから4月17日の776円まで押し目を入れて、上昇トレンド(C)へ移行しました。

 この上昇トレンドの中で5月15日の決算発表を受けて5月23日に1,843円と昨年来高値を更新後、目先材料が出尽くしとなって大幅下落しています。業績から見るとリバウンドが期待できます。

 

1945 東京エネシス 東証1部

 4月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+23.7%の52億円、経常利益+21.7%の53億円の増収・増益の見通し。業種:建設(設備工事)。

 2014年2月6日の441円を安値に急角度の上昇トレンド(A)を形成し、2015年7月14日の1,443円でピークをつけました。ここから9月29日の746円まで急反落の後、三角保ち合い(B)へ移行しました。

 この三角保ち合いの中で煮詰まった2017年4月14日の874円を安値に上放れとなり、11月9日の1,383円の高値をつけ、今年2月6日の1,093円、3月8日の1,095円とダブル底をつけて、5月1日の1,407円まで反発。2017年11月9日の1,383円に対するダブル天井の形となって反落しています。

 チャートの形から見ると、おおよそ1,100~1,380円のボックス相場(D)となる可能性があり、下限近くで買って上限近くで売るという投資スタンスになります。

 

5486 日立金属 東証1部

 4月26日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で経常利益+37.3%の645億円の増収・増益の見通し。業種:鉄鋼(高級金属製品、磁性材料)。
※米国がアルミ、鉄鋼への課税を行うため、業績の変化は様子見。悪材料の織り込み中。

 2014年12月3日の2,130円、2015年5月21日の2,124円とダブル天井に近い形となって、(1)→(2)→(3)と角度をやや緩やかにしながら下落。2016年2月1日の1,431円の高値からの下降トレンド(3)の中で、2016年7月8日の945円で底打ちとなりました。

 ここから短期の上昇トレンド(B)へ転換し、2017年2月15日の1,697円の高値をつけて、6月19日の1,389円まで押し目を入れ、下値を切り上げる直角三角形(C)の保ち合いへ移行していました。この中で今年1月9日の1,699円を高値に下降トレンド(D)となって、3月26日の1,203円まで下げ、これが一段下げとなって、4月23日の1,408円まで反発し、再下落となっています。7月10日に1,148円で短期の買い転換となっていますが、貿易摩擦を織り込むまでは様子見が基本で、2016年7月8日の945円に対するダブル底か、それとも2段下げ水準である900円どころを待つところです。

 

7244 市光工業 東証1部

 5月8日発表の2018年12月期本決算予想は、2017年12月期比で営業利益+111.5%の84億円、経常利益+106.0%の96億円の見通し。2月14日時点の営業利益83.8%の73億円、経常利益+73.8%の81億円から大きく上方修正済み。業種:電気(自動車部品関連)。
2014~2016年まで、おおよそ160~340円の安値圏でのボックス相場の動きとなっていましたが、この中で2016年2月12日の159円を安値に、ゆるやかな上昇トレンド(A)となりました。

 2016年11月9日の299円を安値にボックス圏を上放れて、上昇トレンド(B)へ移行。さらにこの上昇トレンド(B)の中で、今年2月14日の859円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)となり、5月8日の決算発表を受けて5月21日の1,578円の高値更新となりました。

 ここをピークに目先材料が出尽くしとなり、7月11日の1,263円まで押し目を入れて反発しています。