4088 エア・ウォーター 東証1部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+14.4%の485億円、経常利益+11.9%の500億円で増収・増益の見通し。業種:化学。産業ガス、ケミカル関連、医療関連、エネルギー関連。

 2014年5月12日の1,375円の安値からの短期上昇トレンド(A)の中で、2015年5月21日の2,311円、6月24日の2,315円でダブル天井となり、下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2016年6月24日の1,398円で底打ちとなって大幅反発。下降トレンド(B)を上に抜けて10月31日の1,985円まで上昇しました。

 ここから11月9日の1,788円まで押し目を入れ、上昇トレンド(C)へ移行。今年の1月9日に2,543円の高値更新後、3月26日の1,890円まで下落しました。その後、5月11日の好決算を受けて5月14日に2,415円まで戻しましたが、いったん材料出尽くしとなり6月1日の2,100円まで押し目を入れて戻りに入ったと思われます。

 

9130 共栄タンカー 東証1部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益は+27.1%の18.5億円、経常利益は+54.1%の10億円で増収・増益の見通し。

 2012年9月6日の1,460円(併合前146円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、2013年3月21日の3,290円(併合前329円)まで上昇。ここをピークに上値を切り下げ、大きな三角保ち合い(A)の動きとなりました。

 この煮詰まってきた中で、2015年3月4日の2,560円(併合前256円)の高値から下降トレンド(B)となり、2016年2月12日の1,300円(併合前130円)で底打ちとなりました。
ここから上昇トレンド(C)へ転換。2017年3月8日の2,780円(併合前278円)まで上昇後、下降トレンド(D)入りとなって上昇トレンド(C)を下に切りました。今年3月29日の1,805円を安値に下値を切り上げる動きとなっています。

 

9307 杉村倉庫 東証2部

 4月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+3.3%の10.8億円、経常利益+5.7%の10.3億円で増収・増益の見通し。

 2013年7月16日の257円(東証2部へ)からの長い横もみの中で、2016年6月24日の250円からのゆるやかな上昇トレンド(1)、2017年8月1日の334円からの上昇トレンド(2)、9月27日の531円からの上昇トレンド(3)と徐々に(1)→(2)→(3)と上昇角度を大きくしました。上昇トレンド(3)の中で12月20日の1,001円を安値に急騰となり、今年1月22日には3,680円まで上昇しました。しかし、すぐに急落し、2月13日の1,045円まで下げて、2月23日の1,403円まで反発。その後は1,000円水準を下値抵抗ラインとし、上値を切り下げる直角三角形の保ち合い(A)となり、この中で煮詰まり6月11日に1,150円で買い転換となって上放れる可能性がありそうです。

 

6493 日鍛バルブ 東証2部

 5月15日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+16.7%の29億円、経常利益+15.9%の31億円で増収・増益の見通し。当期利益は15億円の黒字転換の見通し。業種:輸送用機器。小型エンジンバブル、船用部品。

 2012年11月15日の240円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2015年7月14日の539円でピークをつけ、7月31日の452円まで下げて、8月3日の483円まで自律反発。その後、短期の下降トレンド(B)となり上昇トレンド(A)を下に切りました。この下降トレンド(B)の中で、2016年2月12日の285円、4月8日の261円と2点底をつけて、短期の上昇トレンド(C)へ移行。この中で2017年10月31日の472円まで上昇したところで、上昇トレンド(A)にアタマを抑えられ、戻り天井となって下落し、今年4月17日の334円を安値に反発し、もみ合って6月1日の373円で買い転換となっています。

 

 7245 大同メタル工業 東証1部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+2.9%の67億円、経常利益+2.9%の69億円で増収・増益の見通しで、2期連続の増収・増益の見通し。

 2012年11月14日の472円を底値に上昇トレンド(A)入り。この中で2014年10月1日の1,496円でピークをつけ、下降トレンド(B)へ転換。この下降トレンド(B)の中で2016年2月18日の754円で底打ちとなり、上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で、2017年8月14日の925円を安値に角度の大きい上昇トレンド(D)へ移行し、今年5月11日の決算を受けて5月15日の1,458円まで上昇し、目先材料出尽くしとなって反落しています。下値を確認できればいったん大きく反発することが期待されます。