一生で必要なお金はどれくらい?
一生に必要なお金(1世帯当たり)は約3億円といわれています。
人生にはさまざまなイベントがあります。なかでも、結婚、住宅購入、教育は人生の3大支出と言われています。
そして、定年退職後も生活水準を保つためには、相応の準備が必要です。
図1:ライフイベントと世帯生活費の推移
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出所:「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」株式会社リクルートマーケティングパートナーズ、公益財団法人生命保険文化センター、「2015年度フラット35利用者調査」独立行政法人住宅金融支援機構、「平成26年度子供の学習費調査」文部科学省、「平成28年度教育費負担の実態調査」株式会社日本政策金融公庫、国土交通省、厚生労働省、総務省の情報を基にアセットマネジメントOne作成
将来必要とするお金を準備するために
将来のライフプランを立てて、収入が減る定年退職後も豊かに生きるために、どの程度の利回りで運用するべきかを考えることが重要です。
例えば、1,000万円を10年間運用した場合、運用利回りによって得られる金額が変わります。
図2:1,000万円を一定の利回りで10年間運用した場合
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注:上記は一定の条件に基づく試算を示したものであり、将来の動向や投資成果を示唆・保証するものではありません
超低金利が継続
さらに、わが国では長期にわたり、歴史的な超低金利が継続しています。将来必要とするお金を準備するためには、預金や安全資産を保有するだけでは、お金を増やすのは難しい状況です。
図3:日本10年国債利回りと定期預金平均金利の推移
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注:定期預金平均金利は預入金額が1,000万円で1~2年間預けた場合
注:上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません
出所:日本銀行、ブルームバーグのデータを基にアセットマネジメントOne作成
現在のような超低金利の環境下では、将来のマネープランに向けて、いち早く資産形成に取り組むことが必要です。
いつから投資をはじめたらいい?
では、資産形成のために何をすべきでしょうか。その手段のひとつに「投資」があります。
図4:2,000万円を作るための年齢別投資利回りと毎月の積立金額
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「投資」における3つの要素として、期間、金利、金額がありますが、図4のように、資産形成のために投資をする場合、そのスタートが30歳か、50歳かで、求められる金利や金額が変わります。そのため、なるべく早い段階からスタートラインに立つことが大切です。
年利と年数がわかる「72の法則」とは
「72の法則」とは、運用において元本が「2倍」になるような「年利」と「年数」を求めることができる簡易的な法則です。
「金利×年数=72」を利用して、次のことを求めることができます。
投資期間10年で、元本を2倍にするための「金利」を求める
10年間投資して、元本を2倍にするには年利「7.2%」で、運用しなければならない!
運用金利0.024%で、元本を2倍にするための「期間」を求める
定期預金の金利が0.024%だとして、元本を2倍にするためには「3,000年」かかる!
このように、まずはライフプランと将来必要なお金を試算した上で、現在の資産と今後の収入を比較し、自分にとって資産形成が必要かどうか、検討してみてはいかがでしょうか。