6815 ユニデンホールディングス 東証1部

 5月14日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+102.7%の40.40億円、経常利益+103.6%の40.10億円の増収・増益の見通し。3期連続の増収・増益の見通し。

 2012年11月13日の160円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2013年12月11日の453円の高値をつけて、ここがピークとなり下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で上昇トレンド(A)を下に切って2016年2月12日に99円で底打ちとなりました。ここからの反発でもみあったあと6月24日の113円を2番底にして、上昇トレンド(C)へ移行しました。

 この上昇トレンド(C)の中で2017年10月31日に371円まで上昇するも、上昇トレンド(A)にアタマを抑えられ、今年の3月26日の251円まで下落。その後、5月14日の好決算を受けて、5月18日に375円まで上昇して押し目を形成しています。現在は上昇トレンド(A)にアタマを抑えられていますが、ここを抜けると400円台を試すことになります。

 

 

3861 王子ホールディングス 東証1部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+41.3%の1,000億円、経常利益+36.5%の900億円と2期連続の増収・増益の見通し。業種:紙・パルプ:生活産業資材、機能材、資源環境ビジネス。

 2012年10月15日の212円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ上昇トレンド(A)を形成していました。この中で2015年10月26日の630円の高値をつけて、ここをピークにいったん調整入り。2016年1月21日の421円まで下落し、自律反発したあとは、ゆるやかな下降トレンド(B)へ移行しました。この下降トレンド(B)の中で6月24日の378円で底打ちとなり、10月4日の393円で2番底となって上昇トレンド(C)へ転換しました。

 この上昇トレンド(C)の中で、今年の1月11日の796円の高値をつけ、3月23日の647円まで押し目を入れて反発。5月9日の780円で2番天井となって5月14日に738円で短期の売り転換となっています。5月11日の決算発表が終わって材料出尽くしの可能性があり、大きな押し目形成となれば買いチャンスといえます。当面は650~800円のボックス圏内の動きも想定されますが、どこで下げ止まるかが押し目買いのポイントとなります。

 

 

6472 NTN 東証1部

 5月15日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+8.6%の430億円、経常利益+18.4%の370億円の増収・増益の見通し。2期連続の増収・増益見通し。

 2012年11月14日の131円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年6月17日の819円でピークをつけました。ここからの下降トレンド(B)の中で、2016年2月12日の322円、4月8日の289円、7月8日の243円と下値を切り下げる三点底をなって、今度は7月8日の243円を底値に上昇トレンド(C)へ転換。

 この上昇トレンド(C)の中で2017年3月21日に604円をつけて9月8日の427円まで下落。ここから今年の1月9日の594円まで反発し、再下落となって3月26日の424円まで下げました。その後、5月18日の536円まで上昇し、押し目となっています。おおよそ429~600円のボックス相場になる可能性があり、その場合は424円を終値で切らなければボックスの上限を目指すことになります。

 

 

4462 石原ケミカル 東証1部

 5月16日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+24.10%の14.40億円、経常利益+23.3%の15.00億円の増収・増益の見通し。化学:金属表面処理剤・機器等、電子材料、自動車用化学製品等。

 2012年10月9日の1,000円を安値として、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。しかし、2013年8月16日の2,050円でいったんピークをつけ、下向きの先細三角形(B)を形成しました。この煮詰まったところで、2016年6月24日の1,253円を1番底、2017年4月7日の1,304円を2番底にして上昇トレンド(C)へ転換しました。

 この上昇トレンド(C)の中で今年の1月29日に2,525円の高値をつけ、2月6日の1,810円まで下落し、ここからの反発で3月14日の2,530円をつけてダブル天井のような形となって5月30日の1,967円まで下げています。2月6日の終値1,915円を守ると1,915~2,530円のボックス相場が想定されます。

 

 

6240 ヤマシンフィルタ 東証1部

 5月15日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+23.0%の23.50億円、経常利益+28.3%の23.40億円の増収・増益の見通し。3期連続の増収・増益の見通し。業種:機械。建機用フィルタ、産業用フィルタ。

 2015年3月16日の700円(分割前3,500円)からの急落後、2016年2月12日の72円(分割前360円)で底打ち。しかし、そのまま横ばいとなって8月1日の85円(分割前429円)を安値に上昇トレンド(A)を形成しました。この上昇トレンド(A)の中で2017年8月14日の482円(分割前2410円)を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンド(B)の中で、今年の1月12日に1,579円の高値をつけて2月9日の1,115円まで押し目を入れ、ここから3月9日の1,502円まで反発。その後、再下落となって5月7日の1,129円で2点底の形となり、5月16日の1,275円で買い転換へ。5月21日に1,367円まで戻しましたが再下落となっています。2月9日の1,115円を切らなければ1,150~1,400円のボックス相場となる可能性があります。