不動産価格下落に対する備え

ただ香港の場合、不動産価格の下落に対する備えはある程度出来ていると考えることができ変動金利で住宅ローンを借りる人が増えたるでしょう。

その第一の理由は、そもそもマイホームを持っている人たちの間で60%が住宅ローンを完済しているからです。

 次に香港の純対外資産はGDPの368%もあります。さらに外貨準備は3,860億ドルでGDPの120%に上っています。

 さらに香港特別行政区は事実上の「無借金経営」であり、予算準備金はGDPの38%にのぼります。

まとめ

 香港は中国のゲートウェイとして栄えてきました。直近の経済のパフォーマンスは良いです。ただ政策金利が米国と連動している関係で、米国の利上げは香港にも影響を及ぼします。近年、香港では変動金利ローンが大流行したことは不安要因です。香港経済は不動産価格や銀行セクターへの依存度が高いです。ただ香港はとても豊かなので経済暗転の際のバッファーは十分にあります。