4956 コニシ 東証1部

 4月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+5.7%の76.50億円、経常利益+5.9%の77.60億円の4期連続の増収・増益の見通し。化学:ボンド、化成品、土木建設工事。

 株価は2015年9月7日の982円(分割前1,964円)からの、ゆるやかに下値を切り上げる上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2016年4月20日の1,464円でいったんピークをつけたあと、8月26日の1,112円まで押し目を入れ、ここから角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、今年の1月9日に2,189円の高値をつけ、いったん買われ過ぎからの短期下降トレンド(C)となりました。しかし、3月26日の1,624円で目先の底打ちとなり反発となって、5月8日に1,819円で買い転換となっています。

 

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4185 JSR 東証1部

 4月25日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+10.2%の480億円、経常利益+6.0%の490億円と2期連続の増収・増益の見通し。化学:エラストマー、合成樹脂、多角化。

 アベノミクス相場の中で2015年5月29日の2,296円でいったんピークをつけ、下降トレンド(A)を形成。この中で2016年7月7日の1,287円で底打ちとなって反発し、下降トレンド(A)を上に抜けて10月19日の1,704円まで上昇。ここから11月9日の1,437円まで押し目を入れて、上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、今年の1月30日に2,758円の高値をつけて調整入りとなり、3月26日の2,279円まで下落。ゆるやかな上昇トレンド(C)となっていましたが、4月24日の2,425円を戻り高値に大幅下落。4月26日の2,008円まで下げました。ここで大商いとなって反発しかかっているところです。

 

8133 伊藤忠エネクス 東証1部

 4月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+9.0%の187億円、経常利益▲3.5%の185億円の増収・減益の見通し。

 2012年10月1日の402円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年6月25日の1,239円で当面のピークをつけ、下降トレンド(B)入りとなり、2016年1月20日の772円、2月24日の769円と2点底をつけました。7月25日の1,052円まで上昇するものの、戻り天井となって再下落。安値を更新して8月30日の731円まで下落しました。ここを安値に短期の上昇トレンド(C)へ移行し、2017年10月10日には2015年6月25日の1,239円の高値を更新する1,261円をつけてピークとなり、短期の下降トレンド(D)へ転換しました。この中で今年の3月26日の965円を安値に4月2日の1,012円で買い転換となって上値を試す形となっています。

 

4528 小野薬品工業 東証1部

 5月10日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+1.3%の615億円、経常利益+1.7%の650億円の増収・増益の見通し。

 2012年11月13日の4,355円(分割前871円)を安値に上昇トレンドを形成し、2016年4月12日の5,880円でピークをつけました。ここから急角度の下降トレンド(A)となり、9月16日の2,541円を安値に、いったん自律反発して10月7日の3,251円の戻り高値をつけるものの、下向きの先細三角形(B)へ移行しました。この下向きの先細三角形(B)の中の煮詰まったところで2017年4月17日の2,195円、9月6日の2,185円とダブル底に近い2点底となって短期の上昇トレンド(C)となりました。

 この中で、今年の3月13日の3,310円まで上昇したあと、ゆるやかな上昇トレンド(D)となりました。この中で3月30日の3389円、4月9日の3,389円とダブル天井をつけて急落し、4月20日に2,471円の安値をつけて反発し、5月11日に2572円をつけています。短期の買い転換であるため底打ちは確認できておらず、2番底を想定して買っていくところでしょう。

 

3583 オーベクス 東証2部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+35.3%の3.87億円、経常利益+38.1%の3.77億円の増収・増益の見通し。繊維:テクノ製品、メディカル製品。

 2012年10月11日の375円(併合前75円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年3月23日の1,140円(併合前228円)の高値をつけ、8月25日の800円(併合前160円)まで押し目を入れたあと、2016年4月25日の1,225円まで上昇。三角保ち合い(B)を形成しました。この三角保ち合い(B)の煮詰まったところで、11月9日の965円を安値に大幅上昇となって、12月21日の1,905円(併合前381円)の高値をつけピークとなりました。

 ここから下降トレンド(C)入りとなりましたが、チャートの形としては下向きの先細三角形の形(C)に。その煮詰まったところで今年の2月16日の943円、4月17日の955円と2点底をつくって、5月14日に1,008円で買い転換となっています。出来高は今のところ少ないですが、増加してくると期待が持てる銘柄です。