SECに対する反論
このレターに対しシカゴ・オプション取引所のクリス・コンキャノン社長兼COOは3月末にSECのダリア・ブラス氏に宛てた書簡の中で:
1) ETFのNAVはCBOEとCMEという連邦政府公認のデリバティブ取引所でちゃんと値段が取得できるので計算可能
2) 流動性に関してはCBOEとCMEの出来高が今後増えると予想される
3) カストディーに関してはジェミニ信託が業務を開始した
4) 鞘取りは現在すでに可能である
5) 出来値への関与についてはCBOEが価格操作に目を光らせている
ということを示し、そろそろビットコインETFを再考してほしいと訴えました。
現状
CBOEとCMEに上場されたビットコイン先物は、当初商いが細かったのですが、だんだん取引は拡大しています。
次にゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バークレイズ、サークル/ポロニエックスらが仮想通貨トレーディング・デスクを設ける準備を進めており、彼らがトレードを開始すると先物の取引は一層活発化することが期待できます。
つまりクリス・コンキャノン氏の反論にあったような市場の整備が、だんだん進捗してきているのです。