3110 日東紡績 東証1部

 2月6日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+3.2%の115億円、経常利益+1.8%の116億円の増収・増益の見通し。

 2012年6月4日の1,065円(併合前213円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2015年8月6日の3,435円(併合前687円)で、いったんピークをつけ、急反落。12月25日の1,555円(併合前311円)の安値をつけ、1,520~1,940円のボックス相場(B)となりました。このボックス相場を上放れして2017年11月3日の3,895円の高値をつけて、11月15日の3,040円まで押し目を入れてもみあい、今年の1月10日に3,465円まで戻した後、再下落となり3月26日の2,150円、4月9日の2151円とダブル底をつけて4月20日は買い転換となっています。

 

 

1911 住友林業 東証1部

 1月30日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益▲8.3%の495億円、経常利益▲7.5%の535億円の減収・減益の見通し。

 2012年11月13日の660円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、2013年5月10日の1,391円まで短期の上昇トレンド(A)となり、ここでいったん上昇トレンド(A)を切って8月30日の930円まで押し目を入れました。ここからゆるやかに下値を切り上げる上昇トレンド(B)となりましたが、2016年4月6日の1,190円を安値に上昇角度を大きくする上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で2017年12月27日の2,036円で最高値をつけて反落。今年の3月26日の1,640円まで下げ上昇トレンド(C)に当たってもみあい、4月16日に1,730円で買い転換となっています。

 

 

4186 東京応化工業 東証1部

 2月14日発表の2018年12月期本決算予想では、2017年12月期比で営業利益+19.6%の110億円、経常利益+17.3%の114億円の増収・増益の見通し。

 2016年6月29日の2,390円を安値に短期の上昇トレンド(A)となっていましたが、2017年4月13日の3,225円を安値とする角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行。この中で今年の1月23日の5,400円でピークをつけました。日経平均株価の大幅下落に対するツレ安もあって、3月26日の3,565円まで下げました。ここを安値にもみあって小さな三角保ち合い(C)を形成し、上放れて4月13日の3,915円で買い転換となりました。

 

 

8068 菱洋エレクトロ 東証1部

 3月12日発表の2019年1月期本決算予想は、2018年1月期比で営業利益+298.4%の10億円、経常利益+177.8%の12億円の増収・増益の見通し。卸売業:半導体、デバイス。

 2012年11月12日の765円を安値に、アベノミクス相場にサポートされ2015年7月15日の1,655円まで上昇。その後、もみあって11月25日の1,627円を2点天井にして調整入りとなりました。2016年2月12日の984円で底打ちとなって短期の上昇トレンド(A)となっていましたが、8月19日の1,112円を2番底にして、角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行。2017年11月21日に2,195円の最高値をつけ、ここをピークに短期の下降トレンド(C)へ転換しました。この下降トレンド(C)の中で、今年の3月14日の1,636円を安値にもみあって4月16日の1,765円で買い転換となっています。

 

 

1810 松井建設 東証1部

 2月14日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益▲26.0%の45億円、経常利益は▲26.4%の47億円の減収・減益の見通し。

 米国の11月の中間選挙までは、円安が進みにくく建設株などの内需株に買いが入りました。

 2012年10月30日の239円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、上昇角度を(1)→(2)→(3)と徐々に高くし、2014年5月19日の371円を安値とする上昇トレンド(3)の中で、2016年7月21日の1,345円の高値となってピークをつけました。その後は9月14日の1,055円まで押し目を入れ、9月28日の1,278円まで反発するものの、2番天井となって下降トレンド(A)を形成。上昇トレンド(3)を下に切って、今年の3月26日に757円の安値をつけ、下降トレンド(A)の下値斜線に当たって反発。4月16日に837円で買い転換となっています。業績的には割安株ですので、下げ過ぎの反動から900円台への戻りは考えられます。