昨日(2017年07月20日)の動向
ユーロは、ECB会合後に急上昇。対ドルで2015年8月以来の高値をつけました。
ECBはこの日会合で政策の現状維持を決定。声明では、前回削除を検討したといわれる「経済見通しが悪化すれば資産買入れを拡大する」との文言も残しました。しかし、会合後の記者会見のドラギ総裁は、欧州経済の先行きに強い自信を示しました。ECBの出口戦略開始については否定的だったものの、これについてはマーケットにとっては想定済み。欧州経済が順調に回復しているならば、ECBが量的緩和の縮小へ進むのは自然な流れだとの見方が強く、ユーロ買いの青信号となりました。
ユーロ/ドルは、いったん1.1479ドルまで下げた後、1.1658ドルまで急上昇。ユーロ/円も、128.58円から130.26円まで上昇しましたが、米ドル/円が下げたことで、年初来高値の130.76円には届きませんでした。
米ドル/円は上値の重さは変わらず、高値は112.41円まで。NY時間にはトランプ大統領の経済政策の行きづまりや政治問題を理由に111.62円まで下落しました。終値は111.865円。
2017年07月20日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.895 | 112.417 | 111.484 | 111.865 |
ユーロ/円 | 128.841 | 130.262 | 128.781 | 130.125 |
豪ドル/円 | 88.935 | 89.309 | 88.715 | 89.011 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年07月21日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは112.90円(2017年07月17日高値圏)、サポートは 111.45円(2017年06月27日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 112.90 | 114.00 | 111.45 | 110.60 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは130.90円(2016年02月08日高値圏)、サポートは 128.55円(2017年07月14日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1720ドル(2015年08月24日高値圏)、サポートは 1.1430ドル(2017年07月05日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.90 | 132.25 | 128.55 | 127.40 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは90.75円(2015年12月04日高値圏)、サポートは 88.70円(2017年07月20日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 90.75 | 91.95 | 88.70 | 87.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※上記各5分足チャートは、当日 2017年07月21日 現在のものです。
- ※コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年07月21日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 21:30 | (加) 6月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.0% | 0.1% |
★★ | 21:30 | (加) 6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 1.1% | 1.3% |
★★ | 21:30 | (加) 5月小売売上高(前月比) | 0.3% | 0.8% |
- ※発表時間はいずれも東京時間
- ※注目度は★低~★★★高で示します