ジョンソン&ジョンソンについて
ジョンソン&ジョンソン(ティッカーシンボル:JNJ)は1887年にニュージャージー州で創業された薬品、医療機器、日用品のメーカーです。日用品部門では「タイレノール」、「リステリン」、「バンドエイド」など消費者から親しまれているブランドを所有しています。
医療機器部門では手術、整形外科、心血管、糖尿病、眼科向け医療機器を作っています。
部門別売上比率は下のパイチャートのようになっています。
![](/mwimgs/9/c/-/img_9c5d4d74665ba51b52b8ddf474c2cb4c43029.png)
次にジョンソン&ジョンソンの製薬部門の主力薬を見ると、レミケード(インフリキシマブ)は抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体で、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、ベーチェット病によるぶどう膜炎、尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬などの治療薬です。ステラーラ(ウステキヌマブ)はヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体で、乾癬、クローン病治療薬です。ゼブリオン(パリぺリドン)は精神分裂症患者のための坑精神病薬です。ザイティガは去勢抵抗性前立腺がん治療薬です。イグザレルト(リバーロキサバン)は経口抗凝固薬です。これらの主力薬の売上トレンドは下のチャートのように推移しています。
![](/mwimgs/4/a/-/img_4a7eaeee8b1e11194ba4a79bb49328ff52467.png)
ジョンソン&ジョンソンの売上高は有望な大型新薬に乏しいことを反映して伸び悩んでいます
![](/mwimgs/1/d/-/img_1db37c9e67364e35d62d01bb3a71ff3245254.png)
DPS 一株当たり配当
EPS 一株当たり利益
CFPS 一株当たり営業キャッシュフロー
SPS 一株当たり売上高
なお2017年のEPSが落ち込んでいるように見えるのは2017年12月22日に成立した減税雇用法(Tax Cuts and Jobs Act of 2017)による一時要因が原因なので無視してよいです。