6507 シンフォニアテクノロジー 東証1部

 11月7日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+45.6%の76億円、経常利益+28.6%の70億円と5期連続の増収・増益見通し。
電機:半導体搬送、航空、制御機器、モーション聞き、パワーエレクトロニクス機器。
10月24日には、9月中間決算上方修正。2019年3月期も業績続伸が見込まれ、過去最高値更新する見通し(今週、決算発表予定)。

 2015年3月2日の290円の高値をつけたあと、6月15日の262円の戻り高値から、短期の下降トレンド(A)を形成。この中で2016年2月12日の136円で底打ちとなり、いったん反発してもみあい、8月26日の162円を2番底にして急角度の上昇となり、7月24日に503円の高値をつけました。その後、8月14日の388円まで押し目を入れたあと、9月19日の510円と高値更新。12月6日に403円まで押し目を入れて、再び、今年の1月26日に518円と昨年来高値更新となり、押し目を形成しています。

 

5609 日本鋳造 東証2部

 1月19日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は8億円の黒字転換、経常利益も8億円の黒字転換。10月20日時点の予想より、ともに5億円の黒字転換から8億円へと上方修正の見通し。
※東京五輪向けの首都圏再開発需要や半導体需要の拡大で業績好調が見込まれる。

 2012年10月15日の760円(併合前76円)を底に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇。2014年3月13日には3,100円まで急騰となりました。
 ここをピークに下降トレンド(A)へ転換し、行って来いとなって、2016年2月12日の780円まで下落しました。ここから4月21日の1,230円まで自律反発後、950~1,120円の横もみ(ボックス相場)となって、11月9日の960円を安値に上昇トレンド(C)へ転換しました。この上昇トレンド(C)の中で、今年の1月19日の決算発表で上方修正を受け、1月22日に1,980円まで上昇し、目先材料出尽くしと日経平均株価の急落にツレ安しています。大きく下げたところのリバウンド狙いとなります。

 

6632 JVCケンウッド 東証1部

 1月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+10.7%の64億円、経常利益は、10月31日時点の+21.7%の44億円から+38.3%の50億円に上方修正と1円増配の見通し。当期利益は、14億円から25億円の黒字転換の見通し。

 2015年3月12日の419円の高値から、下降トレンド(A)入り。この中で2016年6月28日の201円で底打ちとなり上昇トレンド(B)へ転換し、12月7日の346円まで上昇後、2017年4月14日の259円まで押し目を入れました。ここから角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、今年の1月25日に427円と昨年来高値更新となりました。1月31日の決算発表で上方修正となったものの目先材料出尽くしとなり、一服したところで日経平均の急落にツレ安しています。

 

6472 NTN 東証1部

 1月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+9.5%の390億円、経常利益は、+8.1%の320億円の見通し。2017年8月2日時点の営業理利益+1.1%の300億円、経常利益▲5.4%の280億円から10月31日時点で上方修正。

 2015年6月17日の819円をピークに下降トレンド(A)入りとなり、この中で2016年7月8日の243円で底打ちし、下降トレンド(A)を上に抜きました。10月28日の405円の高値をつけて11月9日の326円まで押し目を入れ、その後は上昇トレンド(B)へ転換しています。この中で2017年3月21日の604円の高値をつけて、9月8日の427円まで下落。ここから今年の1月9日の594円まで上昇して、押し目を形成しています。チャートの形から当面は、ボックスC(480~600円)か、ボックスD(429~600円)の動きとなりそうです。

 

5301 東海カーボン 東証1部

 2017年11月2日発表の2017年12月期本決算予想は、2016年12月期比で営業利益+828.4%の105億円、経常利益+605.1%の120億円の大幅な増収・増益の見通し。8月2日時点の営業利益+651.5%の85億円、経常利益+469.9%の97億円から大幅上方修正。
2015年6月4日の409円の高値から、ゆるやかな下降トレンド(A)を形成し、この中で2016年8月3日の236円で底打ち。

 ここから236円を基点とする上昇トレンド(1)、2017年の4月17日の438円を基点とする上昇トレンド(2)、2017年8月22日の704円を基点とする上昇トレンド(3)へ移行し、(1)→(2)→(3)の上昇となっています。現状は8月22日の704円の基点からの上昇トレンド(3)であり、この中で今年の1月12日に1,749円の高値をつけて当面のピークとなり、日経平均の急落にツレ安しています。業績期待からいえば大きく下げたところは、リバウンド狙いの買いチャンスと思われます。