一説によれば、3,000万円必要ともいわれる老後資金。豊かな晩年を送るためには、若いうちから考えておきたいところ。とはいえ、貯金を続けても金利は微々たるもの…。それならば、資産運用を始めてみるのもアリかもしれない。そこでみんなの資産運用状況を知るべく、30~40代の男性会社員500人にアンケート調査を行った。(東証マネ部!・R25調べ/協力:アイリサーチ)

あなたは現在、資産運用を行っていますか?

 資産運用経験者は半数以上という結果に。意外に多くの人は、将来に向けて行動を始めているのだ。少数派となった資産運用を行っていない人たちに、踏み切れていない理由を聞くと、以下のような結果に。

 

資産運用を行っていない理由TOP5

注:最も共感できる理由の上位3つを回答。1位3pt、2位2pt、3位1ptで集計

 トップになったのは、投資のリスクを懸念する声。次いで多かったのは、資金不足を理由に挙げる回答だ。未経験者からはリスクを心配する声が多く挙がったが、やはり損するものなのだろうか? 経験者に、実際にはどのくらいの損益が出ているのか、直近1年間の運用結果を聞いてみた。

 

直近1年間での資産運用による損益

【平均】+28.5万円

注:縦軸単位 %

 平均すると、なんと+28.5万円に。なお、利益・損失の割合は、プラスが54.1%、プラスマイナスゼロが25.1%、マイナスが20.8%という結果となった。利益最高額は1,500万円(48歳)、損失最高額は2,000万円(49歳)。ここまでくるとリスクを感じざるをえないが、安全性に注意していれば、資産が減るリスクに過度に怯える必要はないかもしれない。

 では、いくら程度から投資を始めるべきなのだろう? 運用者が多かった「株式投資」「投資信託」「定期預金」の3項目に絞り、それぞれ初期投資額も聞いてみた。