昨日(2017年07月10日)の動向

週明けの米ドル/円は、小動きながらドル堅調の流れに乗り、東京時間の113.90円を安値に114.30円まで値を伸ばし、先週金曜日の米雇用統計後につけた高値を更新しました。黒田日銀総裁が「イールドカーブ・コントロールを継続する」と、日米金利差の拡大を改めて意識させる発言をしたことも円売り材料。その後は、114円台前半で膠着。終値は114.027円(前日比0.126円)。

ユーロ/円も、円安の流れに乗って130.39円まで上昇。昨年2月以来1年5ヵ月ぶりの高値を更新。ユーロ/ドルは、1.14ドルを中心に小動き。

一方、ポンド/ドルは下落。東京時間 につけた1.2908ドルがこの日の高値で、NY時間には6月28日以来の安値1.2855ドルまで下落しました。7月に入ってからの英指標は冴えず、特に景気指数のPMIは、ユーロ圏との格差が急速に拡大。英経済が下半期にむけて減速するリスクがあり、BOEはタカ派的姿勢を維持できないだろうとの意見もあります。ポンドはユーロに対しても売られ、ユーロ/ポンドは、年初来高値圏(ユーロ高・ポンド安)の1ユーロ=0.88ポンド半ばで取引されています。

2017年07月10日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 114.021 114.300 113.908 114.027
ユーロ/円 129.967 130.399 129.854 129.979
豪ドル/円 86.597 86.922 86.575 86.727

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2017年07月11日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは114.90円(2017年03月15日高値圏)、サポートは 113.05円(2017年07月07日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 114.90 115.65 113.05 112.15

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは130.90円(2016年02月08日高値圏)、サポートは 129.15円(2017年07月07日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1445ドル(2017年06月30日高値圏)、サポートは 1.1290ドル(2017年06月28日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 130.90 132.25 129.15 127.40

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは87.50円(2017年03月16日高値圏)、サポートは 85.65円(2017年06月29日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 87.50 88.20 85.65 84.75

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • ※上記各5分足チャートは、当日 2017年07月11日 現在のものです。
  • ※コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2017年07月11日)の主な指標

重要な経済指標の発表はありません。