昨日(2013年2月15日)の動向
アジア市場は、G20財務相・中銀総裁会合を控えたポジション調整の動きから円が買い戻される展開となり、ドル円は92円台半ばまで下落しました。
欧米市場に入ると、G20声明では日本のことは特定せず、為替相場の目標についても「為替の過度な変動や無秩序な動きを回避」とこれまでの文言を踏襲するに留まるとの草案内容が伝わると、一転して円売りの動きが優勢となり、ドル円は92円台半ばから93円台後半と1円以上急上昇する展開となりました。
2013年2月15日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 92.893 | 93.839 | 92.224 | 93.485 |
ユーロ/円 | 124.178 | 125.280 | 122.881 | 124.916 |
豪ドル/円 | 96.228 | 96.683 | 95.528 | 96.388 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年2月18日)の展望
【米ドル/円】
先週末のG20では、日本の為替政策に対する直接的な批判が無かったことから、海外勢を中心に再度、95円台を目指す展開となりそうです。ただ、本日は米国市場が休場なこともあり、積極的な売買は手控えられ、レンジ相場となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 94.20 | 94.80 | 93.50 | 93.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ドル円の動きに連動して、円売り優勢となりそうです。しかしながら、ユーロ高に対して仏などを中心に不満がくすぶっており、要人発言には注意が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 126.10 | 126.60 | 125.00 | 124.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
引き続き97円近辺がレジスタンスとして機能していますが、一方下値も切りあがってきており、レンジブレイクとの見方があるようです。チャートポイントを注視したリスク管理が重要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.20 | 97.60 | 96.60 | 95.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年2月18日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年2月18日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 18:00 | (欧)12月経常収支<季調済> | - | +148億ユーロ |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します