昨日(1月30日)の動向
アジア時間では特段の円売り材料もなく小幅な動きとなるなか、ドル買い意欲が強く、90円台後半で底堅い動きとなりました。欧米時間に入るとユーロ円の買いに連れて91円台へ上昇。直近の高値を抜けて91円台半ばまで上値を拡大する動きとなりました。米国時間に発表されたADP雇用統計は市場予想比上振れたことからドル買いに寄与しましたが、その後発表された米1QのGDPが予想+1.1%に対して-0.1%となったことから90円台後半へ下落、しかしポジション調整一巡後は91円台を回復してクローズとなりました。なお、朝方発表されたFOMCでは金融政策は据え置きとなり相場を動かす材料にはなりませんでした。
1月30日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 90.734 | 91.403 | 90.642 | 91.104 |
ユーロ/円 | 122.349 | 123.863 | 122.263 | 123.593 |
豪ドル/円 | 94.995 | 95.449 | 94.698 | 94.902 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年1月31日)の展望
【米ドル/円】
押し目買い意欲が強いようですが、上値はオプション絡みの売りに抑えられています。明日の雇用統計を前にポジション調整が進みそうですが、市場では91円を中心としたレンジ取引との見方が優勢のようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 91.50 | 91.80 | 90.30 | 89.70 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
対円で直近の高値越え。リスク選好の動きに底堅く推移しています。市場では押し目買いが有効との見方が強いようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 124.00 | 125.00 | 122.90 | 122.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドルクロスでの売りの影響から95円台半ばを高値に上値の重い展開です。今朝方はNZの金融政策が据え置かれたことからNZドル買い/豪ドル売りフローに連れて94円台へ下落しています。94円前半をしっかり抜けるようだと、ポジション調整の豪ドル売りが出やすいとの見方もあり注意が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 95.10 | 95.50 | 94.20 | 93.70 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年1月31日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年1月31日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 16:00 | 独 12月 小売売上高 | -0.1% | 1.2% |
★★ | 17:55 | 独 1月 失業率 | 6.9% | 6.9% |
★★★ | 23:45 | 米 1月 シカゴ購買部協会景気指数 | 50.5 | 51.6 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します