昨日(1月22日)の動向
序盤、日銀政策会合前のポジション調整から円買戻しの動きに89円台前半へ下落。その後発表された金融政策では、無制限緩和や2%の物価目標導入が好感され90円台へ上昇する動きに。しかし、政策内容が市場の想定の範囲内であったため、材料出尽くし感からドル売り円買いが強まり、欧州時間にかけてはストップロスを巻き込み88円台前半へ高値から2円近くも下落する動きとなりました。その後はドル下落の反動から値を戻す動きもありましたが、概ね88円台半ばでのレンジ取引でクローズとなりました。
1月22日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 89.617 | 90.083 | 88.360 | 88.692 |
ユーロ/円 | 119.338 | 120.161 | 117.338 | 118.181 |
豪ドル/円 | 94.249 | 94.867 | 93.304 | 93.727 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年1月23日)の展望
【米ドル/円】
日銀の金融政策決定を受けて、円安の流れは変わらないものの、目先は90円を高値にポジション調整優勢との見方のようです。89円台半ばにかけては、ドル売り興味もあり上値が抑えられそうです。一方下値は88円近辺がサポートですが、このレベルを下抜けると、もう一段の下押しもありそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 89.00 | 89.50 | 88.00 | 87.20 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
日銀会合を受け117円台半ばから120円と大相場になる中、欧米市場では独連銀総裁辞任の噂などから上値が抑えられる動きとなりました。短期的には118円台半ばがレジスタンスとして機能しそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 118.60 | 119.40 | 117.60 | 117.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
本日発表された豪州Q4の消費者物価指数は0.2%と市場予想の0.4%を下回り、豪ドル円は小幅に下落する動きとなっています。豪ドル/米ドルも1.05台後半で上値が重く、目先は豪ドル売りが出やすいとの見方のようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 93.80 | 94.50 | 93.00 | 92.40 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年1月23日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年1月23日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 18:30 | 英 12月 失業率 | 4.8% | 4.8% |
★★ | 23:00 | 米 11月 住宅価格指数 | 0.7% | 0.5% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します