今日の為替ウォーキング
今日の一言
少し下がったところで買う」とか、「割安なタイミングで買いたい」とか考えるのは、そもそも発想として間違っている
Hold Me Now
11月14日に発表された米国のCPIは、前月比0.0%、前年比3.2%に低下した。これは市場予想を下回る結果で、米国のインフレの最最悪期は過ぎたとの見方が広がった。CPI低下の理由としては、エネルギー価格が大幅に下落したことがある。
米国のCPIの算出において、最も大きなウェイトを占めるのが、OER(Owner’s Equivalent Rent of Primary Residence)だ。前回のCPIの最大の上昇要因となったのがOERである。
OERは、自宅を所有している世帯が、同じような住宅を賃貸する場合に支払うであろう家賃相当額を推定したものである。OERは、住宅価格や住宅ローン金利とは直接的な関係がなく、賃貸市場の状況によって変動する。OERはCPIの約24%を占めるため、今後も米国のインフレ動向に大きな影響を与える可能性がある。もっとも、住宅関連を除くと米国のインフレ率はすでに2.0%前後まで下落している。
ダイエットで本当にきついのは、最初の1キロを落とすことではなく、目標体重までの最後の500グラムだ。中央銀行によるインフレ対策も同じだ。FRBは1年でインフレ率を9%から3%に下げることができた。しかし、そこから目標値の2%にもっていくには倍の時間がかかると予想している。
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今週の注目経済指標
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