どうなる日経平均?

 ほぼ確実と考えられていた米政府閉鎖がぎりぎりで回避されたことから、10月2日の日経平均は上昇して始まると考えられます。ただし、米金利上昇・米景気ハードランディングの不安が払拭(ふっしょく)されたわけではないので、反発後は、また上値が重くなる可能性があります。当面、日経平均は3万1,500~3万2,500円のレンジで推移すると予想しています。

日経平均週足:2023年1月4日~9月29日

出所:楽天証券MSより作成

 2023年の日経平均は、リオープン・名目GDP(国内総生産)の伸び加速を好感して、4月から上値を抜けて上昇トレンドに入りました。ただし、7月以降は米金利上昇を嫌気して、ボックス相場に入っています。

 7月3日の3万3,753円を上値として、8月18日の3万1,450円を下値とするボックス相場に入っています。先週は、この下値を割るリスクが意識されましたが、米政府閉鎖が目先回避されたことを受けて、いったん反発が予想されます。