おまけ:橋本さんはどうしているの?

 せっかくなので筆者はどうしているかをお話ししましょう。

 我が家は結婚当初、財形貯蓄は非課税になるし、会社経由だからお得だ! と思い込み、フル活用して貯めていたところ、何気なく金利を調べたら店頭の金利と同じ超低金利であることを知り、驚がく……。

 すぐに解約しました。途中解約すると非課税になっていた分の税金を納めなければいけませんでしたが、そもそも金利が低いので微々たるものです。

 今は子どももいるので保障も兼ね、生存していてもしっかり使えるお金が貯まるよう貯蓄型生命保険もいくつか加入しています。

 もちろんクレジットカード払いでポイントを獲得し、生命保険料控除もしっかり手続きを忘れません。

 また、夫婦はつみたてNISA、子どものお年玉やお祝い金をジュニアNISAで投資に回し、所得控除になるiDeCoも老後資金用として、積み立て投資しています。

 我が家では、子どもの学費と老後資金のために必要な貯蓄であると認識しているので、多少の我慢が今必要であっても、貯めるべきものを貯めた上で使える金額だけ使う、という先取り貯蓄のスタンスを貫いています。

「当たり前」だから、1,000万円は実現できる

 いかがでしたか? 当たり前のことすぎて拍子抜けしたという人もいるかもしれません。でも、この当たり前のことを当たり前にこつこつ続けることが、1,000万円を貯める近道なのです。

 多くの方が1,000万円を貯めるための一歩を踏み出すことなく、あっという間に1年、5年、10年とただ時が過ぎていきます。

 でも、このような具体的な行動に移すことで確実に1,000万円を貯めることができます。15年、20年で貯めるという計画が難しいと感じるならば30年、40年に設定しても大丈夫です!

 何もしなければ30年後も今のままですが、実践すれば確実に30年後には1,000万円を手にしています。

 また、貯まる生活を続け、貯まる実感が深まってくるにつれ、なぜか自然と貯蓄スピードもUPするものです。だまされたと思ってぜひ実行に移してみてください!