今日の為替ウォーキング
今日の一言
株式市場は、忍耐力がない人から忍耐強い人へ資金を移動させる装置だ - ウォーレン・バフェット
Day After Day
今夜は4月の米CPI(消費者物価指数)の発表がある。FRB(米連邦準備制度理事会)にとって、経済成長よりもインフレ抑制の方が政策の優先順位が高い。経済指標としては、雇用統計よりも重要といえる。
3月のCPIは、前年比8.5%と40年ぶりの伸びを記録した。しかし、これまでのインフレ急上昇の主因だった中古車価格の上昇が一段落したこともあり、動きの激しい食料やエネルギーを除いたコアCPIは、予想より低い上昇にとどまった。ブレイナード理事も「価格上昇圧力がやわらぐ兆候がある」と歓迎した。
4月CPIの最大の注目ポイントは、「米国のCPIはピークをつけたのか?」ということだ。もしそうであれば、FRBは利上げに関してこれ以上「過激」になる必要はなくなり、株式市場は安心感を強める。逆にインフレ率に下げ止まり傾向が見られなければ、次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75ポイント利上げの可能性が高くなり、リスクオフがさらに強まるだろう。4月の予想は、前年比8.1%、コア指数は前年比6.0%と、やや低下する予想になっている。
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