PCR検査大手ビー・エム・エル(4694)が最有力候補に!

1 ビー・エム・エル(4694)

過去5年増収比率:35.62% 過去3年平均売上高成長率:13.37% 配当利回り:3.10%

優待内容:100株以上で1,500円分のクオカード

 新型コロナのPCR検査など臨床検査で国内首位。電子カルテのクラウド化事業も手掛ける。今期は大幅増益予想だが、PCR特需が終わりそうな来期は減益予想。株価は2021年8月の高値4,985円以降、3,000円台前半まで急落。配当利回り3.1%台と割安感満点。

2 グローブライド(7990)

過去5年増収比率:30.20% 過去3年平均売上高成長率:10.84% 配当利回り:1.68%

優待内容 100株以上で1,000円分のクオカード。3年以上継続保有で2,000円分に増額

『ダイワ』ブランドの釣り具販売で世界シェアトップ。コロナ禍によるアウトドアブームで釣り具需要が高まり、今期は大幅増収増益。海外も好調で来期も増収増益が続きそう。株価は2021年9月高値4,975円から2,500円台まで急落。下げ止まりを待ちたい。

3 マクニカ・富士エレHLDG(3132)

過去5年増収比率:26.11% 過去3年平均売上高成長率:12.52% 配当利回り:3.69%

優待内容:100株以上保有で1,000円分のクオカード。200株以上保有だと3,000円相当の優待商品か優待クラブオフサービスにグレードアップ

 工場オートメーション化や車載、通信インフラ向けの半導体販売に強い。半導体需要の高まりを受け、今期純利益は前期比2倍近い伸び。来期も引き続き好調維持。株価は2022年以降の全体相場の悪化にもかかわらず、2,400円台を下値に底堅く推移。配当利回り3.69%。

4 日本ピラー工業(6490)

過去5年増収比率:15.78% 過去3年平均売上高成長率:10.44% 配当利回り:3.52%

優待内容:100株以上でクオカード1,500円分。3年以上継続保有で2,000円分に増額

 液漏れを防ぐパッキンやシール、フッ素樹脂メーカー。半導体製造現場向けの流体制御装置やチューブカバーなどが稼ぎ頭。自己資本比率が81%と財務力も強固で、配当利回りも3.52%と高い。株価は2022年1月に3,850円の高値をつけたあと急落中。 

5 ジャパン・ベストレスキュー(2453)

過去5年増収比率:14.77% 過去3年平均売上高成長率:14.29% 配当利回り:1.75%

優待内容:全株主に子供向け職業体験施設「キッザニア」優待券2枚

 法人向けの「緊急出動付きコールセンター」や個人向け365日対応の生活トラブル解決サービス「生活救急車」を展開。2022年9月期は住生活関連のアクトコールやコールセンター運営のTSUNAGUを買収し業容拡大。株価もそれを好感して上昇機運にある。

 以上、コロナ禍による特需に沸く企業や半導体関連企業がランクインする結果になりました。この5銘柄が優待内容でも満足でき、しかも成長性の高い3月優待株になります。

 ちなみに除外したのは、株式情報サイト「株探」を運営するミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)、障がい者向け就労支援を行うウェルビー(6556)

 ともに自社サイトで使えるポイントや自社オンライン講座の入会金無料券が優待内容になります。(2022年3月11日現在)

 また、ゲーム会社のコーエーテクモHLDG(3635)も、過去5年増収比率が31%超と高いのが魅力。しかし、優待内容が100株以上保有で自社選定新作商品1本、発売済み商品3本の最大40%割だったので除外しました。