ペイパルとビザ

 次に、仮想通貨の広がりをキャッチできる銘柄として、ペイパル(PYPL・NASDAQ)ビザ(V・NYSE)の2社に注目したい。

 仮想通貨自体の値上がり、値下がりを予想するのは非常に難しいが、一方で仮想通貨の利便性の向上や、社会への浸透度は今後も拡大するという予測が多くされている。

 ペイパルやビザは仮想通貨の決済や取引に参入している、または参入を宣言しており、今後は仮想通貨が広がっていくことで、収益エリアの拡大が予想できる。

 また、ビザに関しては経済回復に伴う個人消費の拡大という点を利益に転換できるという特徴を併せ持つ。もちろん、個人消費が給付金や失業保険上乗せの終了によって冷え込む可能性は否定できないが、今後の経済正常化を見込むとなるなら、ビザのビジネスモデルは大きな武器になる。

 仮想通貨の広まりを、極端なリスクを取らずに中長期的な成長も株価ドライバーとすることのできるこの2銘柄については特に注目していきたい。