本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.60円
↓下値メドは108.15円
政治が中央銀行の独立性を損ない、政策金利の正常化を妨げるなら、インフレが暴走するリスクがある
週明け22日の東京市場で、トルコリラが急落しています。エルドアン大統領が先週末にトルコ中銀総裁を更迭したことが理由。
トルコリラ/円は12.97円でオープン。先週末終値が15.05円なので、リラ安方向に2円以上のギャップが発生しています。(チャートをご覧ください)
トルコ中銀は先週の政策会合で、政策金利を17%から19%へ引き上げました。市場予想(18%)のさらに上をいくタカ派的利上げでしたが、おかげでリラ安が回避され、トルコリラ/円は14円台前半から15円台まで回復し、マーケットも中銀の利上げを評価していました。ところがエルドアン・トルコ大統領はかなり不満だったようで、またも総裁の首をすげ替えたのです。中銀総裁の更迭は過去2年弱で3度目。投資家がトルコ市場から逃げ出し、底なし沼のリラ安になる、あの暗黒時代へ逆戻りする予感がします。欧州市場がオープンしてからのトルコリラの動きに注意。
今週は23日と24日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)の発言に注目。またベイリー(イングランド銀行)総裁とラガルドECB(欧州中央銀行)総裁も発言します。各中銀のインフレに対する見通しの違いがFXに影響します。
![](/mwimgs/c/b/-/img_cb8cfb94fd4403057c1cd49aeac3827253304.jpg)
![](/mwimgs/5/f/-/img_5f7c094631289dee2ae130a9e8e6007e72448.jpg)
主要指標 終値
![](/mwimgs/1/c/-/img_1cfd49b0b882d6c361571c020114afaf54633.jpg)
今日の一言
少なく与える者は、少なく受け取るのである - オグ・マンディーノ