今日の注目通貨
ドル/円: 100円割れは「あるか」というより「いつか」
2021年のドル/円の100円割れの可能性は高いと考えます。あるかないかではなく、いつになるかという水準です。東京オリンピックの開催が本決定になれば、円買い需要が一気に起きると予想されるので、これも円高要因。ただ、現段階ではワクチン接種にしても不透明要素が多く、予想を立てるのが困難です。
2020年のドル/円のレンジ(値幅)は約11円でした。2019年は約8円、2018年は約10円、2017年は約11円、2016年は約97円と、大体10円前後の範囲で推移しているのです。したがって、今年のドル/円もほぼ同じ値幅で動くだろうと考えることができます。
現在のドル/円の水準は103円。円高、円安のバイアスを考えず、ここから上下に等しく5円ずつ動くと考えるなら、98円から108円が今年の大まかなレンジのイメージになります。ファンダメンタルズ要素を除外した中立な状態でも100円割れの確率は高いといえます。
121.69円 : 2016年 高値
120.27円 : 第4レジスタンス(HBO)
118.61円 : 2017年 高値
116.05円 : 第3レジスタンス
114.55円 : 2018年 高値
112.40円 : 2019年 高値
112.22円 : 2020年 高値
111.82円 : 第2レジスタンス
110.52円 : 第1レジスタンス
106.70円 : 2020年 平均値
104.99円 : ピボット
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)
99.47円 : 第1サポート
98.16円 : 第2サポート
97.42円 : 2016年 安値
93.94円 : 第3サポート
89.72円 : 第4サポート(LBO)