本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは103.69円
↓下値メドは102.48円
今年のドル/円レンジ、
下は93.95円、上は116.05円
為替Walkerの読者の皆様、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
年明けのドル/円は円高スタートとなりました。103.07円でオープンして東京時間朝に高値103.32円まで上げた後、欧州時間にかけて下落、103円を割ると昨年3月以来の円高水準となる102.71円をつけました。ただ、その後は戻して終値は103.15円。
年明け最初の注目材料は、今夜行われる、米ジョージア州の2議席の決選投票です。共和、民主両党の上院過半数争いとして注目されていて、共和、民主のどちらの党が上院の多数派になるかによって、バイデン次期大統領の今後2年間の政策運営は大きな影響を受けます。政治面はもちろん、経済面でも景気対策の予算額などに大きく関わってくるでしょう。
昨年11月の選挙で、米上院において共和党は50議席、民主党は48議席を確保。共和党がジョージア州で一議席でも確保した場合は、共和党が過半数。民主党が2議席獲って両党が50議席ずつになった場合は、上院議長を兼務する副大統領が決裁票を投じる決まりで、副大統領は民主党のハリス氏が就くので、民主党が多数派となるのです。
直前の世論調査によると、民主党がリードしているものの、その差はごく僅か。結果判明は金曜日になる可能性ですが、米大統領選のときのように、負けた方が結果を不服として抗議するということも十分考えられます。しばらくはこのトピックがマーケットを動かすことになりそうです。
今年のドル/円の「100円割れ」はあるか? 今日の注目通貨をご覧ください。
主要指標 終値
4日のドル/円のNY市場終値は103.15円。前営業日の終値比▲0.14円
今日の注目通貨
ドル/円: 100円割れは「あるか」というより「いつか」
2021年のドル/円の100円割れの可能性は高いと考えます。あるかないかではなく、いつになるかという水準です。東京オリンピックの開催が本決定になれば、円買い需要が一気に起きると予想されるので、これも円高要因。ただ、現段階ではワクチン接種にしても不透明要素が多く、予想を立てるのが困難です。
2020年のドル/円のレンジ(値幅)は約11円でした。2019年は約8円、2018年は約10円、2017年は約11円、2016年は約97円と、大体10円前後の範囲で推移しているのです。したがって、今年のドル/円もほぼ同じ値幅で動くだろうと考えることができます。
現在のドル/円の水準は103円。円高、円安のバイアスを考えず、ここから上下に等しく5円ずつ動くと考えるなら、98円から108円が今年の大まかなレンジのイメージになります。ファンダメンタルズ要素を除外した中立な状態でも100円割れの確率は高いといえます。
121.69円 : 2016年 高値
120.27円 : 第4レジスタンス(HBO)
118.61円 : 2017年 高値
116.05円 : 第3レジスタンス
114.55円 : 2018年 高値
112.40円 : 2019年 高値
112.22円 : 2020年 高値
111.82円 : 第2レジスタンス
110.52円 : 第1レジスタンス
106.70円 : 2020年 平均値
104.99円 : ピボット
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)
99.47円 : 第1サポート
98.16円 : 第2サポート
97.42円 : 2016年 安値
93.94円 : 第3サポート
89.72円 : 第4サポート(LBO)
2020年 ドル/円データ
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