9月は「欧米売り、日本買い」の流れに

 9月まで、米国に世界の投資マネーが集中していました。ところが、9月に入ってから、米国および欧州株を売って、アジア株、なかでも日本株を買い戻す動きが出ていると考えられます。

 9月に入り、まず、米国ナスダック総合指数が、急落しました。9月までの上昇ピッチが速すぎたことから、利益確定売りが集中しました。続いて、先週は、ドイツのDAX指数など、欧州株が売られました。欧州での感染再拡大が嫌気されました。ところが、9月の日経平均は、売られそうになっても、買い戻され、堅調に推移しています。

日経平均・独DAX指数・NYダウ・米ナスダック総合指数の動き比較:2020年9月1日~9月25日

注:9月1日の値を100として指数化