1980年の米国株式市場は?

勝者:ロナルド・レーガン(共和党)

 1980年の米国株式市場のパフォーマンスは、+25.8%でした。1979年にイラン革命が起きテヘランの米国大使館に勤める職員たちが人質として444日にわたり、拘束されました。ガソリン価格は急騰し、米国のガソリンスタンドの前には長い行列ができました。

 この年の相場は、そのような大混乱を引き継ぎ、カオス的な環境の下で乱高下しました。一例として銀行が上得意の法人顧客に貸し付ける際のプライムレートは、1月の20%から7月には10.75%まで急落、その後、一転して年末には21.5%まで吊り上がりました。

 投資家は経済の混乱を民主党のカーター政権の責任だと感じ、共和党のロナルド・レーガンを選びます。つまり、ここでも経済の混乱が政権交代につながったのです。