株式投資の本も読んでみたい

 また、株式投資の本も読んでみたいですね。注意したいのは、何冊も本を読んだ結果、逆に頭が混乱してしまうこと。特に初心者に多く見られます。

 すご腕個人投資家の本もありますが、それらを読むと、誰1人として同じ方法を用いていないことに気づくと思います。これが株式投資の面白いところで、株式投資で成功する方法は1つではなくたくさん存在するのです。

 ただ、初心者の方は、ご自身で方針がまだ固まっていないことが多いため、本によって異なることが書かれていると、「いったいどうすればよいの?」と迷ってしまいがちです。

 でも、本の中に「これは確かに共感できるな」とか「ここに書いてあることはちょっと自分には合わないな」という点が必ずあるはずです。

 筆者も株式投資の本を読むときは、自分に合わなそうなことは読み飛ばす一方、ここは参考にしたい、取り入れたい、という点を見つけて今後の株式投資に生かすようにしています。

 そしてできれば、初心者でご自身の株式投資のやり方が確立していない段階では、誰か1人、「このやり方ならまねできそう!」という人を見つけましょう。そしてその人のやり方をまねするのが上達への近道です。

 2019年はこのコラムが最後。10年にわたり連載している本コラム、引き続き2020年も現役個人投資家として活動するとともに、読者の皆さんにとってプラスになる知識や情報の提供を続けてまいります。

 どうぞよいお年をお迎えください。

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