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日経平均の「トリプルトップ」は完成するのか?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

日経平均の「トリプルトップ」は完成するのか?

2017/2/6
先週の国内株市場は軟調な展開が続き、日経平均は週を通じて下落基調を辿りました。週末金曜日(2月3日)の終値は18,918円となり、節目の19,000円を下回ったほか、先週末の終値(19,467円)からも500円以上下げています。
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先週の国内株市場は軟調な展開が続き、日経平均は週を通じて下落基調を辿りました。週末金曜日(2月3日)の終値は18,918円となり、節目の19,000円を下回ったほか、先週末の終値(19,467円)からも500円以上下げています。

(図1)日経平均(日足)の動き(2017年2月3日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

いつものように、足元の状況を上の図1で確認してみます。

まずは、ローソク足の形と並びです。月曜日(1月30日)は、先週末から一段水準を切り下げた「十字線」でスタートしました。翌火曜日(31日)は、窓空けで19,000円割れが意識される水準まで下落し、水曜日から金曜日(2月1日〜3日)にかけては19,000円を挟んだもみ合いとなりました。

何とか19,000円水準で踏ん張っていると見ることもできますが、週を通じて陰線が目立っていることや、25日移動平均線が上値の抵抗になっています。さらに、この25日移動平均線を5日移動平均線が下抜ける「デッドクロス」になっていて、どちらかというと下落方向への意識が強いと言えます。75日移動平均線までの調整もシナリオとして浮上してきました。

同じ週末となる米国株市場では、NYダウが2万ドル台を回復しましたし、シカゴCMEの日経平均先物が19,055円と上昇しているため、週明け6日(月)の国内株市場は反発スタートが予想されますが、先週末時点の25日移動平均線が19,173円ですので、反発した後にココを上抜けられるか、それとも直近の流れと同様に抵抗になってしまうのかが注目されます。

また、前回は「トリプルトップが形成されるかも」と指摘しましたが、それっぽい形に見えてきました。足元ではまだ直近安値である18,783円(1月24日)、18,650円(1月24日)を下回っていませんが、このままトリプルトップが完成して、相場が下落基調を強めるのかが気になるところです。

次に短期的なトレンドをMACDでも眺めてみます(下の図2)。

(図2)日経平均(日足)とMACD

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

MACDが昨年下旬あたりから下落し、現在も低迷していることがすぐ見て取れますが、注目したいのがMACD自身の値です。0円近くになっています。今週はこの0円以上を維持できるかも注目されそうです。

MACDは、「短期と中期の(平滑)移動平均線の価格差」を表しています。MACDが0円ということは、「二本の移動平均線の価格差がない」、つまりクロスを意味します。トレンドが発生する際には短期の移動平均線から動き始めるため、上昇トレンド中のMACDは0円からプラスとなり、逆に下落トレンドであればMACDは0円からマイナスになります。

そのため、短期的には警戒が必要という状況ですが、それでは週足ベースではどうでしょうか?

(図3)日経平均(週足)のチャート

(出所:MARKETSPEED for Macを元に筆者作成)

少し長めの期間で日経平均の動きを捉えると、2015年夏場の「トリプルトップ」を境に下落トレンドに転じたことや、2016年のはじめに形成された「トリプルボトム(その後崩れてしまいましたが)」など、トリプルの形をきっかけとして相場が転換しているため、今回形成されつつあるトリプルトップが今後の相場に影響を与える可能性があります。

実は、今回のトリプルトップについては、ネックラインをどこに設定するかが微妙に判断しづらいという特徴があるのですが、「トリプルのことはトリプルに聞け」というわけで、これまでにも何回か紹介しました、昨年のトリプルボトム形成時の安値を結んだ線をチャート上に描いてみると、やっぱりこの線がトリプルトップの完成を判断するヒントになっている印象です。

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