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「Wトップ」+「Wボトム」=「トリプルトップ」?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「Wトップ」+「Wボトム」=「トリプルトップ」?

2017/1/30
先週の国内株市場は週の前半と後半でガラリとムードが変わる展開となりました。日経平均は週初にいきなり節目の19,000円台割れのスタートを見せ、下値を探るような動きとなりましたが、週末にかけては大きく切り返しました。結局、週末金曜日(1月27日)の取引は19,467円で終えています。
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先週の国内株市場は週の前半と後半でガラリとムードが変わる展開となりました。日経平均は週初にいきなり節目の19,000円台割れのスタートを見せ、下値を探るような動きとなりましたが、週末にかけては大きく切り返しました。結局、週末金曜日(1月27日)の取引は19,467円で終えています。

(図1)日経平均(日足)の動き その1(2017年1月27日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

あらためて、足元の状況を上の図1で確認してみます。

ローソク足は陰線が3本続いた後に陽線が2本という並びです。冒頭でも触れた通り、前半と後半で様子が変わったことが分かります。

また、移動平均線との位置関係についても、ローソク足が5日移動平均線から下方向に乖離しつつあったものの、持ち直しを見せ、そして25日移動平均線も上抜けてきました。日経平均が25日移動平均線を回復するのは1月13日(金)以来、ちょうど2週間ぶりです。このまま相場の復調が続けば、5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスも見えてきそうです(ここでは紹介しませんが、日足ベースのMACDもシグナルを上抜けしそうになっています)。

ただ、足元の値動きは、「窓」空けやローソク足の実体(四角い箱に見える部分)が短いものが多くなっています。取引時間中の値動きよりも取引時間外の海外市場(特に米国)の動きに影響を受けて、水準だけが日々上下しています。「値動きがある割に、方向感がない」印象です。

では、実際の方向感はどんな状況なのでしょうか?下の図2で、パターン分析を使って整理してみます。

(図2)日経平均(日足)の動き その2(2017年1月27日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

前回は「ダブルトップ」が形成されたことを紹介しました。ダブルトップは天井圏で現れるとトレンド終了を告げるパターンのひとつですが、今のところ、ネックラインでもある19,000円で踏ん張って維持していますので、上昇トレンドは一旦収束したものの、下落トレンド入りには至っていません。

また、その踏ん張りが功を奏したのか、今度は「ダブルボトム」のような形を作ってきているように見えます。もっとも、中期的な足元の株価水準は底値圏ではないため、「底打ち」と言うには微妙な判断にはなりますが、再び上値をトライする動きと考えることもできます。

となると、このまま上値を伸ばしていく場合、直近高値(1月5日の19,615円)を、今週もしくは早い段階で超えられるかどうかがポイントになってきます。ココを超えられないと、「トリプルトップ」が形成されてしまいます。

昨年の相場がトリプルボトム崩れの影響を引きずってきたこと、そしてもう少し過去に遡って、2015年夏場のトリプルトップ形成を境に中期トレンドが上昇から下落へ転じた経緯があることを踏まえると、心理的に意識される可能性があり、注意が必要です。

仮に、トリプルトップとなってしまった場合のネックラインですが、上の図にもある通り、①と②の2本が想定されます。直近につけた安値の方が今の相場に影響を与えやすいと考えるのが自然ですので、②の方が優先されそうです。

最後に週足チャートでも確認してみます。

(図3)日経平均(週足)のチャート

(出所:MARKETSPEED for Macを元に筆者作成)

週足ベースのローソク足では2本続けて13週移動平均線がサポートとして機能しています。そして13週移動平均線自身も右肩上がりを維持していますので、こちらでも今のところは相場が崩れてはいないと見ることができます。

ただし、少し気になるのは、日足でも登場したローソク足の実体の部分です。先週の週足ローソク足の実体の大きさは18,938円〜19,467円です。

実は、直近のローソク足の実体6本分の値動きを先週のローソク足が包んでいるように見えます。つまり、包み線(抱き線)と呼ばれる格好です。厳密には今週のローソク足が先週のどのように形成されるかによって左右されますが、トレンドの最終局面を示すサインとされることが多いため、注意したい形です。

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