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「戻るべき」水準に戻った日経平均
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「戻るべき」水準に戻った日経平均

2017/1/23
先週の国内株市場ですが、日経平均は前週からの流れを引き継ぐ形で軟調な展開が目立ちました。週末にトランプ米新大統領の就任式という注目のイベントが控えていたせいか、株式市場は上値を追うよりも、様子見や下方向への意識が勝ったような印象です。
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先週の国内株市場ですが、日経平均は前週からの流れを引き継ぐ形で軟調な展開が目立ちました。週末にトランプ米新大統領の就任式という注目のイベントが控えていたせいか、株式市場は上値を追うよりも、様子見や下方向への意識が勝ったような印象です。

週足ベースでも2週連続で下落しています。ただ、それでも1月20日(金)の終値は19,137円で、節目の19,000円台は維持していますので、粘り腰を見せている印象です。

(図1)日経平均(日足)の動き(2017年1月20日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

いつもの様に、上の図1で短期的な足元の状況を確認してみます。

日経平均の上値は1月10日より5日移動平均線が上値の抵抗となって推移してきましたが、さらに、先週始めの1月16日(月)に、5日移動平均線が25日移動平均線を下抜ける「デッドクロス」、そして翌17日(火)には節目の19,000円割れなど、立て続けに弱気を示すサインが出現しました。

とりわけ、日経平均の19,000円は単なる節目ではなく、昨年の大納会である12月30日の安値(18,991円)水準で、前回も紹介したダブルトップの「ネックライン」でもあります。

つまり、17日(火)の取引で、ダブルトップが形成されたことになりますが、19日(木)、20日(金)の取引で19,000円台と5日移動平均線を回復しており、まだなんとか踏みとどまっている様な格好です。

トレンドは上値と下値を切り上げ(切り下げ)ながら形成されていきます。足元は下落トレンドが警戒されていますので、仮にこのまま株価が回復しても、直近高値(1月5日の19,615円)を超えられず、さらに直近安値(1月18日の18,650円)も下抜けてしまうと、下落トレンドがより明確にチャート上に描かれることになりますので、何気に今週の値動きが今後の相場のムードに影響を与えるのかもしれません。

また、トレンド転換を探るために「平均足とMACDの組み合わせ」をよく紹介しています。前回も週足ベースでのトレンド転換に要警戒と指摘しましたが、先週の軟調な値動きが影響してか、平均足が陰転しました。MACDのクロスは実現していませんが、中期的にもトレンド転換が意識されそうな状況です。

(図2)日経平均(週足)の平均足とMACD

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

短期・中期的ともに良くないサインが多く、あまり良いムードではありません。とはいえ、まだ相場の基調は上方向を見ていると考えて良さそうです。今度は同じ週足の日経平均を普通のローソク足で確認してみます。

(図3)日経平均(週足)のチャート

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

先週のローソク足は下ヒゲの長い陰線ですが、その下ヒゲは13週移動平均線がサポートになっています。13週移動平均線自身も右肩上がりですので。先週の下落は目先の調整と考えることもできます。

また、先程は日足チャートでダブルトップの話が出てきましたが、昨年(2016年)の値動きは「トリプルボトム崩れ」からの回復がテーマとなっていました。実は先週のローソク足の下ヒゲの位置は、このトリプルボトム形成時の安値どうしを結んだ線の延長線上にあることがわかります。

昨年からの相場の流れの推移を追ってみても、足元の下落で見せた安値は、中期的には「戻るべきところに戻ってきた」水準と捉えることができ、相場の上向き基調はまだ維持されていると言えそうです。

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