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日柄調整はいつまで続くか?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

日柄調整はいつまで続くか?

2016/9/30
今週の国内株式市場ですが、日経平均は上げ下げを繰り返す展開となり、値動きもやや大きめで推移しています。9月29日(木)の終値は16,693円でした。
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今週の国内株式市場ですが、日経平均は上げ下げを繰り返す展開となり、値動きもやや大きめで推移しています。9月29日(木)の終値は16,693円でした。

(図1)日経平均(日足)の動き(2016年9月29日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

いつもの通り、足元の状況を上の図1で確認します。

今週の日経平均は、2つの移動平均線(25日と75日)に挟まれる推移になっています。25日線が上値、75日線が下値です。

ちなみに、28日(水)は9月の権利落ち日でした。リクツの上では配当金の価格分が剥落し、日経平均で概算すると大体110円~120円下落することになります。この日の終値(16,465円)は前日比で218円下落し、下げ幅が配当金分よりも大きくなりましたが、翌29日(木)は配当落ち分を取り戻していますので、地合いそのものは悪くないです。

短期トレンドの視点でも日経平均の「粘り腰」が感じられます。

日経平均は7月上旬より、下値と上値が切り上がっていく、短期の上昇トレンドを辿っていました。切り上げペースは「下値>上値」のため、ウェッジ型の保ち合いと見ることもできますが、今月に入り、下値のトレンドラインを下抜けることでひとまずこの短期の上昇トレンドが終焉を迎えます。

その後は再び下値のトレンドラインを試しましたが、上抜けしきれず、再び下落に転じます。この動きは「リターン・ムーブ」と呼ばれ、直近安値を下回ると下げが加速する可能性のある形なのですが、75日移動平均線がサポートとなり、リターン・ムーブの動きに抗っているというのが足元の状況です。

また、先週紹介しました、買い仕掛けポイントに差し掛かっています(図2)。

(図2)日経平均(日足)の短期的な買い仕掛けポイント(2016年9月29日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

直近過去の仕掛けポイントでは、上値余地はともに300円程度でしたので、今回このまま値を伸ばすのであれば、17,000円台乗せとなりますが、その前に下値のトレンドラインがありますので、もし、仕掛けるのであれば、現時点では200円ほどの上昇が利益確定の目安となりそうです。ただし、今回の仕掛けポイントがちょうど25日移動平均線水準に位置しており、この線が上値抵抗となって再び反落するとの見方もできるため、判断に迷います。直近過去の仕掛けポイントはともに25日移動平均線よりも上でした。そのため、個人的には今回のポイントはいったんスルーし、9月21日の戻り高値を超えたところを確認して買いを検討した方が良い気がします。

目先はこのまま25日移動平均線の上抜けを維持できるかが注目されることになりますが、一方のTOPIXは25日移動平均を上回る展開が続いており、25日移動平均線の傾きも右肩上がりです。日足チャートの形状ではTOPIXの方が日経平均よりも堅調ですが、上値が重たいことは共通しています(下の図3)。

(図3)TOPIX(日足)の動き(2016年9月23日取引開始直後)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

下値に関しては、日経平均、TOPIXの両者ともに75日移動平均線が目先のメドとなり、ココを下抜けると下げ加速に注意というのがメインシナリオですが、上値が重たい以上、下値不安が急速に高まらない限り、しばらく日柄調整が続く可能性が高いと思われます。下の図4はTOPIXの週足チャートです。

(図4)TOPIX(週足)の動き(2016年9月29日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

週足チャートに関しては、日経平均もあまり変わらない形になっていますが、半年間の値動きの中心線である26週移動平均線をサポートにしつつ、下向きの52週移動平均線(1年間の値動きの中心線)が迫っているという状況です。このまま、もみ合いが続き、日柄調整が進めば、今年に入ってはじめて52週線上抜けの機会が再来します。また、現在の26週移動平均線の水準は1,310ポイントですので、相場が下げた際の下値メドとなりそうです。

来月後半から国内企業の決算シーズン入りとなり、相場が動意づきそうなのはそのタイミングと考えられるため、少しもどかしいかもしれませんが、3~4週間ほどレンジ相場が継続する可能性が高そうです。

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