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高値警戒感を払拭できるか?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

高値警戒感を払拭できるか?

2016/7/22
先週、世界の主要株価指数の上昇率ランキングでトップだった日経平均ですが、今週も続伸してのスタートとなりました。
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今週の日経平均は戻り基調を辿っています。7月14日(木)の終値は16,385円でした。

先週、世界の主要株価指数の上昇率ランキングでトップだった日経平均ですが、今週も続伸してのスタートとなりました。20日(水)の取引で連騰記録は6日間でストップしたものの、21日(木)の取引で再び上昇し、この日の終値は16,810円でした。

(図1)日経平均(日足)の動き(2016年7月21日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

いつものように、足元の状況を上の図1で確認してみます。日経平均は以前より意識されてきたレンジをついに上抜けてきました。また、21日(木)の高値は16,938円でしたので、節目の17,000円も射程圏内に入ってきました。25日移動平均線も上向きになっています。

また、週足でも前週の平均足の陽転に加え、MACDがシグナルを上抜けクロスしており、中期的にも上昇継続の期待が感じられます(下の図2)。

(図2)日経平均(週足)の平均足とMACD (2016年7月21日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

前回、「意外高の兆しも」と指摘しましたが、相場のムードはかなり改善してきている印象です。このまま上昇が続くのであれば、節目の17,000円や直近の戻り高値水準である、17,251円(5月31日)や17,613円(4月25日)が上値の目処になります。

その一方で、再び図1を見てみますと、21日(木)のローソク足が陰線になっていますので、高値警戒感があることにも留意しておく必要があります。下の図3は日経平均とRSIになりますが、今年に入ってからの日経平均はRSIが大体70%〜80%の水準で天井となっていることが多く、足元の水準は80%を超えています。

(図3)日経平均(日足)と、RSI (2016年7月21日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

また、移動平均線乖離率でも同様の傾向があります(下の図4)。

(図4)日経平均(日足)と、移動平均乖離率(25日移動平均線)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

21日(木)取引終了時点の乖離率は106.06%です。図3のRSIと同様に、移動平均乖離率も105%を超えると天井をつけることが多くなっています。特に注目されるのは、4月22日の105.94%の時です。当時は大きく下落した後に、日銀の追加金融緩和などの政策期待によって急ピッチで上昇(いわゆる「日銀プレイ」)し、その後に急落しています。

来週の29日(金)に日銀の金融政策決定会合の結果が公表されますが、足元の相場も政策期待で上昇している点については似ている点があります。テクニカル的には上値をトライしてもおかしくない状況なのですが、「過去と同様の値動きが今回も起きるのでは?」という不安が高値警戒感の背後にあるのかもしれません。

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