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想定下限「日銀会合ライン」への意識
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

想定下限「日銀会合ライン」への意識

2016/7/8
今週の日経平均はすっきりしない展開が続いています。今週末に米雇用統計が控えていることで様子見ムードが強いほか、英国国民投票後の戻り基調が一巡しつつある中で…
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今週の日経平均はすっきりしない展開が続いています。今週末に米雇用統計が控えていることで様子見ムードが強いほか、英国国民投票後の戻り基調が一巡しつつある中で、一部欧州金融機関への警戒が高まったことなどを受け、7月6日(水)の取引では下げ幅が大きくなる場面も見られ、翌7日(木)の終値は15,276円でした。

(図1)日経平均(日足)の動き(2016年7月7日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

改めて足元の状況を下の図1で確認しますと、これまでに紹介しました想定レンジでの推移が続いています。そのため、前回とあまり状況は変わっていません。目先はレンジ下限の線を維持できるかが注目ですが、この下限の線は日銀金融政策決定会合後につけた安値を結んだ線でもあるため、引き続き意識されることになりそうです。

また、上方向に目を向けても、英国国民投票直後の急落の「半値戻し」水準を抜けきれず、上値の重たさが感じられます。

ただ、別の国内株価指数を見てみますと、少し異なった景色が見えてきます。下の図2は、6月24日の急落前の23日終値を100として各指数の動きを示したものです。

(図2)国内各株価指数の動き(2016年7月7日取引終了時点)
2016年6月23日を100として指数化

(出所:取引所公表データを元に筆者作成)

東証2部指数は24日の下げ幅の全値戻しまであとちょっとの水準まで戻していたほか、マザーズ指数と日経JQ平均は全値戻しを達成した後、さらに上値を伸ばし、足元では24日の急落前の水準まで押し返されている状況です。7月の3連休明けの19日からいよいよ東証マザーズ指数先物取引がスタートしますので、ここではマザーズ指数の動きについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

下の図3は、日経平均では度々紹介している、平均足とMACDの推移でマザーズ指数をチェックします。

(図3)マザーズ指数の平均足とMACD(2016年7月7日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

マザーズ指数の平均足では、連続して出現していた陽線が足元で陰転しています。中長期的にはダブルトップから下落トレンド入りし、1段目の下げ、2段目の下げを経て、最初の戻りが一服している状況です。このまま3段目の下げが始まるのか、もしくは2段目の下げ終了で下落トレンドが転換したのかを見極めていると言えます。

そのため、目先のポイントは、このまま下段のMACDもクロスするかどうかです。クロスしてしまうと、下落トレンドを再確認することになり、再び下げ止まりの水準を探ることになります。2段目の下げの安値を下回ってしまうと、下げ幅が大きくなる可能性があります。

3段目の下げについては、日経平均でもその可能性を見てみたいと思います。先ほどのマザーズ指数と同様に平均足を週足チャートで見てみます。

(図4)日経平均の平均足(週足)(2016年7月7日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

日経平均の平均足では、3段目の下げが始まっているような印象を受けます。ひとまず2段目の安値水準までの下落で落ち着いていますが、下値不安は燻っていると言えそうです。中長期的な買いはなかなか手掛けづらいため、下振れと落ち着きを繰り返す動きの中での短期的な売買が中心となりそうです。

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