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レンジ突破への力強さ
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

レンジ突破への力強さ

2016/5/27
今週の日経平均ですが、前半は弱含みの展開でしたが、週の半ばより持ち直す展開となっています。5月26日(木)の終値は16,772円となり、先週19日終値(16,646円)比で100円ちょっとの値上がりです。
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今週の日経平均ですが、前半は弱含みの展開でしたが、週の半ばより持ち直す展開となっています。5月26日(木)の終値は16,772円となり、先週19日終値(16,646円)比で100円ちょっとの値上がりです。

(図1)日経平均(日足)の動き(2016年5月19日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

いつもの様に、足元の状況を上の図1で確認します。

26日(木)の取引時間中に、前回上値のメドとして紹介しました、日経平均16,800円水準を上抜け、17,000円台目前まで上昇する場面もありましたが、終値では結局抜け切ることができませんでした。引続き、25日移動平均線を中心とした値動きに変わりはないようです。また、前日(25日)、前々日(24日)も陰線になっているのも気になります。とはいえ、一時的でもレンジをブレイク(突破)できた点は、再び上値トライの可能性を残したことになるため、一応明るい材料として判断して良さそうです。

下の図2を見てもお分かりのように、直近過去のレンジ相場では、レンジを抜けた方向に株価が一段高(安)していますので、今回も上方向に抜けた場合のシナリオを想定しておく必要があります。

(図2)日経平均(日足)の動き その2(2016年5月19日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

まずは、①4月の高値どうしを結んだ線と、②4月高値(4月25日の17,613円)が上値の目標として意識されそうです。

目標②の水準まで、まだまだ距離がありますし、日経平均17,000円超えは、3月のもみ合い相場の中心水準でもあり、戻り待ち売りをこなす必要がありそうですが、来月の米国FOMC(日本時間6月15日に結果公表)や、日銀金融政策決定会合(6月16日に結果公表)という注目イベントを前に、メジャーSQ(6月10日)が控えているというスケジュール感であることを踏まえると、先物主導および、4月にもみられた「日銀プレイ」などの思惑によって、意外とあっさり達成してしまうことも有り得そうです。

確かに、株価のレンジ突破や上振れの可能性はありますが、「では、上昇基調がその後も続くのか?」というと、現時点では正直微妙です。

(図3)5月後半の相場状況

日付 日経平均
終値
前日比
(円)
日中値幅
(円)
売買代金 値上がり
銘柄数
値下がり
銘柄数
5月16日 16,466円 54.19 240.70 1兆9,332億円 742 1,099
5月17日 16,652円 186.40 146.58 1兆8,989億円 1,505 350
5月18日 16,644円 -8.11 282.30 2兆3,367億円 778 1,056
5月19日 16,646円 1.97 250.88 1兆9,228億円 1,012 809
5月20日 16,736円 89.69 222.53 1兆8,831億円 1,332 481
5月23日 16,654円 -81.75 273.66 1兆7,093億円 773 1,018
5月24日 16,498円 -155.84 133.67 1兆6,659億円 529 1,272
5月25日 16,757円 258.59 74.91 1兆7,826億円 1,333 474
5月26日 16,772円 15.11 214.39 1兆8,344億円 930 844

(出所:取引所公表データを元に筆者作成)

上の図3は5月後半の相場状況(日経平均終値、前日比、日中値幅、東証1部売買代金、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数)の推移です。

5月の後半に入ってからの東証1部の売買代金が2兆円を超えた日は1日しかなく、取引の盛り上がりに欠けているほか、1-3月期の国内GDPの発表を受けた5月18日の値上がり銘柄数が1,000銘柄以上あったにもかかわらず、日経平均終値は前日比でわずか8円安程度にとどまっていたり、逆に、翌19日も日経平均終値が約1円高だった一方で、値下がり銘柄数が1,000銘柄以上もあるなど、相場の値動きや売買動向に継続性を見出しにくいです。

このように、日々の動きを追ってみても、結果的に日経平均の水準自体は切り上がっていますが、買いの勢いや強さを感じ取りにくい状況であることが分かります。「相場の動いた方向にすかさず乗る、早めの利益確定」といった、短期的な投資スタンスがメインの展開はもうしばらく続きそうです。

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