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荒い値動きの中、底打ちを探る動き
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

荒い値動きの中、底打ちを探る動き

2015/9/11
今週の日経平均も値動きの荒い展開です。日中の値幅(高値と安値の差)が何百円という日も珍しくなくなってきました。とりわけ、9月9日(水)の終値は18,770円となりましたが、前日比で1,343円の大幅上昇で、この上昇幅は歴代で6番目です。翌10日(木)も前日比で470円安でした。
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今週の日経平均も値動きの荒い展開です。日中の値幅(高値と安値の差)が何百円という日も珍しくなくなってきました。とりわけ、9月9日(水)の終値は18,770円となりましたが、前日比で1,343円の大幅上昇で、この上昇幅は歴代で6番目です。翌10日(木)も前日比で470円安でした。

少しテクニカル分析から話が逸れますが、今週末はメジャーSQが控えているため、元々値動きが出やすく、オプション取引で売買が多い権利行使価格250円刻みが意識されやすい地合いです。現在の株価水準では、17,750円、18,000円、18,250円、18,500円、18,750円などが目処になりますが、9月9日の日経平均の四本値は、始値(17,758円)、安値(17,756円)、高値(18,770円)、終値(18,770円)でしたので、これらに当てはまっています。

(図1)直近の日経平均(日足)の動き その1 (9月10日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

再び話を戻しまして、足元の状況を上の図1で確認してみます。やはり、冒頭でも触れた9月9日の大幅上昇のローソク足が目立ちます。この日は高値引け(高値と終値が同じ)でしたので、買いの勢いが強いローソク足です。そこで気になるのが、9日の上昇をきっかけに目先の相場は底打ちとなったのかどうかがです。

まず、前回で注目していた「ダブルボトム(二番底)」の形成ですが、今週の8日(火)に直近安値(8月26日の17,714円)を下回る17,415円をつけたことで、想定していた形は崩れています。ただし、この9月8日の安値と8月26日の安値をもって、今後ダブルボトムを形成していくという見方もできそうです。その一方で、図にもあるように、下降気味のレンジ相場を形成していくシナリオも浮上してきました。

いくつかのテクニカル指標では底打ちのサインが確認できます。まずは、RSIです(下の図2)。

(図2)日経平均(日足)とRSI(9月10日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

8月26日から9月8日にかけて日経平均は安値を更新していますが、RSIは下値が切り上がるいわゆる「逆行現象」となっており、相場のトレンド転換を示すサイン出現していました。

また、MACDでも、MACDの値が大きくマイナスとなっている中で、シグナルを上抜けつつあり、こちらもトレンド転換を示すサインです(下の図3)。

(図3)日経平均(日足)とMACD(9月10日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

とはいえ、最近の値動きが荒っぽいため、本当に底打ちしたのか判断しにくい面もあります。そこで、これまでにも何度か紹介しました、「扇型トレンド」で確認してみます。

(図4)日経平均(日足)の「扇型トレンド」(9月10日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

相場が急落し始めた8月18日を起点にトレンドラインを引いて行きます。1本目は急落がいったん止まり、急反発した8月28日を結びます。その後の日経平均はしばらくこのラインが抵抗となって上値を押さえていました。それが9月9日の急上昇で一気に上抜け、現在は2本目のラインが描かれたばかりです。ですので株価が1本目のラインに向かうのか、2本目のラインに向かうのかが注目点になります。

このまま、1本目と2本目のラインの範囲での推移や2本目のラインの上抜ける動きを見せられれば底打ちが判断でき、逆に、1本目のラインを再び割り込んでしまうと、下値をトライする展開が想定されるため、注意が必要になります。

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