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戻りの上値が限定的だとレンジ相場入りの可能性大に
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

戻りの上値が限定的だとレンジ相場入りの可能性大に

2015/7/17
今週の国内株市場は、前週までの軟調ムードが一変し、週初から日経平均が2万円を回復、その後も堅調に推移し、7月16日(木)の取引終了時点では20,600円台の水準まで戻してきました。
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今週の国内株市場は、前週までの軟調ムードが一変し、週初から日経平均が2万円を回復、その後も堅調に推移し、7月16日(木)の取引終了時点では20,600円台の水準まで戻してきました。

(図1)直近の日経平均(日足)の動き その1 (7月16日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

足元の動きを上の図1で確認してみますと、日経平均はV字回復しているように見えます。とりわけ、14日(火)は「窓」を空ける格好で25日移動平均線を回復しています。ただし、この14日を含め、翌15日(水)、16日(木)とローソク足の形は、ヒゲや実体の短い、いわゆる「コマ足」が3日続いています。

また、東証一部の出来高も少なめとなっています(下の図2)。順調に値を戻してはいるものの、「探り探り」の印象があります。6月の下旬から前週までは値動きの荒い展開が続いていたこともあり、このままの勢いで6月24日の高値(20,952円)に向かう前に、ひとまず、20,500円超の水準で落ち着き始めている可能性もあります。この20,500円水準は値動きが荒くなる前にしばらくもみ合っていた水準ですし、戻り待ち売りをこなして、直近高値を更新できるかが目先のポイントになりそうです。

(図2)直近の日経平均(日足)の動き その2 (7月16日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

次に、週足でも日経平均の動き見てみたいと思います。下の図3は週足ベースのボリンジャーバンドとMACDです。

(図3)日経平均(週足)のボリンジャーバンドとMACD

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

まずは、上段のボリンジャーバンドです。前回、トレンド継続中を示す「バンドウォーク」(株価が2σと1σの間で推移しながらトレンドをしていく形)のレンジから外れてしまったことを確認しましたが、日経平均自体は再び+1σまで回復してきました。ただし、注目したいのはバンドの幅で、やや内向きに幅が狭まりつつあります。

下段のMACDに視点を移しても、2本の線(MACDとシグナル)がともに横ばいもしくは下向きになっています。週足チャートからは決して相場が崩れたり、明確なトレンド転換のサインが出ているわけではありませんが、ボリンジャーバンドやMACDからは上値を追っていく勢いに陰りが感じられます。目先のポイントである直近高値の更新を実現できなければ、レンジ相場入りの見方が強まりそうです。

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