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ひとまず売り一巡も、相場の落ち着きにはまだ時間
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

ひとまず売り一巡も、相場の落ち着きにはまだ時間

2015/7/10
今週の国内株市場ですが、日経平均が2万円を下回るなど、売りに押される場面が目立っています。
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今週の国内株市場ですが、日経平均が2万円を下回るなど、売りに押される場面が目立っています。

(図1)直近の日経平均(日足)の動き その1 (7月9日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

早速、足元の動きを上の図1で確認してみますと、真っ先に目に飛び込んでくるのは7月8日(水)につけた大陰線です。この日は今年最大の下げ幅でしたが、2万円の大台を挟んで、相場のムードを一変させるほどのインパクトがあります。6月以降、2万円が下値のサポートとして機能する一方、上値が切り下がっていましたので、8日の下落によって、「三角保ち合い」を下抜けたように見えます。

次に印象的なのは、翌9日(木)の下ヒゲの長い陽線です。しかもこの日の終値(19,855円)は高値引けです。この日の安値は19,115円でしたので、売りが一巡した後にかなりの買いの勢いがあったと考えられます。結果的に「大きく下げて、大きく戻す」形になっており、目先の底打ちと今後の反発を思わせるような格好です。

次に、同じ期間の状況について、移動平均線を絡めて見て行きたいと思います(下の図2)。

(図2)直近の日経平均(日足)の動き その2 (7月9日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

足元の日経平均は75日移動平均線を下回っていますが、これは今年の1月16日の取引時間中以来ですので、かなり久しぶりの状況となります。逆を言えば、かなりの期間、日経平均が3カ月の値動きの中心線を上回って推移してきたことになります。ですので、早いうちにこの75日移動平均線の水準まで戻したいところですが、ちょうど2万円の水準ですし、8日の大陰線の実体の半分の水準でもありますので、ここが目先のポイントとなりそうです。

また、週足でも動きを追って行きたいと思います。下の図3は、週足の日経平均のボリンジャーバンドですが、トレンド継続中を示す「バンドウォーク」のレンジから外れてしまいました。やや方向感が掴みにくくなっています。

(図3)日経平均(週足)のボリンジャーバンド

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

最後に、週足でも移動平均と絡めて見ていきます。下の図4ですが、下段は13週移動平均線との乖離率です。

(図4)日経平均(週足)と移動平均線乖離率(13週)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

再度、日経平均が下押しした場合の参考として、移動平均乖離率(13週)に注目してみます。図4で過去に遡ってみますと、98%、96%、94%あたりまで日経平均がマイナス乖離すると、底打ちすることが多いようです。9日時点の13週線は20,099円ですので、98%で20,509円、96%で19,295円、94%で18,893円になります。このあたりが下値の目安として意識されそうです。

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